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“デュエマ”主題歌担当のAXXX1Sが初のミニアルバムリリース、「王道+α」アイドルグループが最強布陣で進化

AXXX1S(アクシス)

 TVアニメ『デュエル・マスターズ WIN 決闘学園編』(テレビ東京系)のオープニング曲「Ability」を歌う男性アイドルグループ・AXXX1S(アクシス)。9月26日に同楽曲を表題にした1stミニアルバム『Ability』をリリースした。結成5周年、「王道+α」をコンセプトに掲げる彼らの次なる野望は…。楽曲やアルバムの魅力、こだわり抜いたMVの撮影秘話まで熱く語ってもらった。

こだわり抜いたアルバムが完成 子どもや男性のファンも増加中

  • 遠藤幹也

    遠藤幹也

――1stミニアルバムのリリース、おめでとうございます!

全員 ありがとうございます!

──今まで発表してきた楽曲が1枚のアルバムになる心境をお聞かせください。

岡田勇輝 最新曲からデビューシングルまで入っているということで、今のメンバーの声で過去曲が再収録されることは喜びですし、それが1stミニアルバムになることについても、すごく感慨深く思っています。

──表題曲の「Ability」含め、シングル曲が3作連続でアニメ主題歌に起用されています。ファン以外の方にもたくさん聞いてもらえたのではないですか?

遠藤幹也 アニメ主題歌をやらせていただいたことで、普段は僕らみたいな男性アイドルに全く興味がないっていう方にも曲が届いたようで、実際にライブに足を運んでいただいた方もいたんです。そういう意味でも、アニメタイアップはとても可能性があるお仕事だと思います。何より『デュエル・マスターズ』は個人的にも、小さい頃にめちゃめちゃ遊んでいたので、帰省時に地元の友達に「すごいね」と言ってもらえたり、SNSでグループ活動を応援してくれてる方からの反響も良かったです。
  • 岡田勇輝

    岡田勇輝

――徐々にファン層がバラエティに富んできた?

宮月優斗 僕は一番長くグループをやらせてもらっているんですけど、ライブをやっていると、確かにその変化は徐々に見られますね。

岡田勇輝 オープンスペースでリリースイベントなどをしていると、『デュエル・マスターズ』を観てくれているのか、子どもたちも結構立ち止まってくれるようになって。あと男性の方も増えてきているので、「Ability」は老若男女に愛されているなぁという実感があります。

――レコーディングはどうでしたか?

宮月優斗 僕も小さい頃から遊んでいたカードゲームのアニメの主題歌なので、その世界観をさらに良くしていきたいという気持ちで、いつも以上にディレクションも意識しました。それぞれ思いを込め意識してレコーディングに臨んでいたので、帰りが遅くなったりも(笑)。橋本(夏椰斗)も「こう歌った方がもっと良くなる」などディレクションしてくれたり、何パターンも録って、その選りすぐりが詰まった楽曲になったと思います。

MV撮影秘話…果たして、最後にドアをノックしたのは誰?

  • 多村栄佑

    多村栄佑

――MVも見どころ盛りだくさんでしたね。格好いいダンスパートのほかに、皆さんがクマに追いかけられたり焚き火を囲んだり、わちゃわちゃと寝てみたり…。演技パートも印象的でした。

多村栄佑 今回のテーマは「忘れた何かを探しに行く冒険隊」。ダンスシーンと冒険シーンで分けて撮影したんですけど、広い荒野でのダンスシーンはドローンを使わせていただき、より迫力のある、AXXX1S史上一番格好いいシーンになったんじゃないかと思います。撮影が6月だったので、地面はぬかるんでいたんですけど(笑)。あと冒険パートではクマに遭遇、蛇に絡まれるなど、演技もさせてもらったのでそこも見どころの一つです。…ちなみに、あのクマ、すごく大きくて体長2メートル以上あったんですよ。

――それは本当に大きいですね。

多村栄佑 だから演技というより、本気で怖がって逃げてました(笑)。

――それは必見ですね(笑)。個人的には、最後の皆さんが疲れ切って寝そうになっているシーンがかわいいなと思いました。

多村栄佑 「今日も疲れたね」とかみんなでしゃべっているシーンですよね。あれはまた僕たちの別の顔が見えたり、寝てる姿なんてほとんどファンの方に見せることないし、喜んでもらえたらいいな。
  • 宮月優斗

    宮月優斗

――あとラストシーンですよね。ドアがノックされ、すりガラス越しに何者かが見える。YouTubeのコメントでも「最後が気になる」というコメントがありました。

岡田勇輝 あの時、僕が緑のカードを持っていたじゃないですか。実は今のメンバーカラーに緑はいないので、YouTubeのコメント欄でも「新メンバー?」という憶測があったんですけど、実はそれがさっき言った「忘れた何か」。僕たちが冒険して見つけたその「何か」はファンの皆さんだったというオチなんです。ファンの方がいて初めてAXXX1Sが完成する。そんな意味が込められています。

宮月優斗 その憶測をファンの方同士が共有している時間も楽しく感じてもらえたらなと願ってました。思惑通り(笑)、そのラストシーンに突っ込んでもらえたのはありがたかったな。メンバー仲いいので、「こういうコメントあったよ」「やってやったぜ!」みたいな会話もありましたね(笑)。

――ちなみに、今ここで明かされる撮影秘話などありますか?

宮月優斗 撮影が地方でのどかな田舎だったですけど、ダンスパートの後、8人で晩ごはんを食べるお店を探すのもまた冒険みたいでした(笑)。それでようやくお店を見つけたんですけど、もう大将も女将さんもすでにくつろいで閉店モードで。

岡田勇輝 お客さんがいないと早締めするじゃないですか。そんな感じだったので「やってますか?」って。

宮月優斗 結果、ご飯も美味しかったし、そこでスタミナもついたんで、翌日、MVの冒険シーンにも挑めました。だから印象的には僕らは2回、冒険した思い出がありますね。
──「Ability」は同じ事務所の杉本琢弥さん(BLACK IRIS)が作詞・作曲をされているんですね。どういった経緯で杉本さんが制作することになったんでしょうか? 1stシングル「キミホリ」のカップリング「Gat you me!」も杉本さんの作詞でしたが。

宮月優斗 そもそも琢弥が作詞作曲がすごく上手くて…。さらに僕らのことをよく知っているから意見交換しやすいということがありましたね。変にとがりすぎたり格好つけすぎることなく、ほどよいラインのリリックに、なおかつ疾走感も加えて。僕らにとって身内のような人に作ってもらえるからこそ、AXXX1Sの“Ability(能力)”も上がるんじゃないかって。ほかにもいつもいろいろ相談に乗ってもらってます。

アニメタイアップを機に世界を視野「アイドルだからできることをどんどんやりたい」

  • 丸橋拓海

    丸橋拓海

  • 田中晋大郎

    田中晋大郎

――まだ他の収録曲については情報がなく絶賛制作中かと思いますが、アートワークなど含めてどんなミニアルバムになりそうですか?

丸橋拓海 アートワークだと、『デュエル・マスター』のカードって裏が青色なんです。だから衣装も青で、ジャケットも真っ青にしました。一目で“デュエマ”のアルバムなんやって言うのが分かるようにしました。収録曲は全部曲調やジャンルが違うんですよ。なのでジャンルにとらわれない様々なAXXX1Sが見られると思います。こんな表現もできるんや、みたいな。

――今年1月リリースの4thシングル「ResQ!!」は、2023/1/16付「オリコン週間シングルランキング」で初の1位を獲得しました。その際の感想をお聞かせください。

田中晋大郎 これまでにデイリー1位はあったんですが、やはりウィークリーというのが1つ目標で。デイリーだと1年で365組のひとつ。でもウィークリーだと52〜53組の1組になるわけで、皆で「おー!」って盛り上がりました。本当にすごいことを達成したんだなぁって。本当にうれしかったですね。

宮月優斗 多村とか一番はしゃいでた(笑)。 

多村栄佑 僕、声大きいんで(笑)。
  • 一ノ瀬瑞希

    一ノ瀬瑞希

――皆さんの仲の良さが伝わってきますね。今年は5周年ライブやリリースイベントなど、直接ファンの方に会える機会もかなり増えたんではないでしょうか。自分たちの声を直接、間近で届けられるようになったことへの想いをお聞かせください。

一ノ瀬瑞希 やっぱり実際ファンの方の目の前でライブできるのはうれしいですね。CDやサブスクだと耳で聞くだけですが、ライブだとそれぞれのダンスや表情も見える。ライブってナマモノなのでその日その日で違いますし、特に「ファンファーレ」という曲は、音がパンッと消えて格好いいセリフを言う部分があるんですよ。収録されている本来の曲だと橋本が「君の隣にいたい」と言うんですけど、ライブではそこが無音で…。ライブごとに誰が何を言うか分からない仕様になっています。これからはそういったライブならではの演出ももっと増やしていきたいですね。

──ちなみに昨今、男性のダンス&ボーカルグループがたくさん登場していますが、どのように感じていますか? 意識をしたり刺激を受ける部分もあったりすることも?

橋本夏椰斗 確かに俺らがデビューした時と比べて、様々なジャンルのグループが出てきました。でも僕たちのコンセプトは「王道+α」なので、そこの軸はぶれずにいたいです。例えば「ResQ!!」は“王道+かわいい”ですし、「Forever my love」は初のミディアムバラード。僕らは僕らで、色々な顔を見せて挑戦していけたらと思っています。
  • 橋本夏椰斗

    橋本夏椰斗

――ここだけは負けないという強みは?

橋本夏椰斗 「顔」ですね(笑)。それぞれのタイプの顔があるので。でも中身も、パフォーマンスもデビュー時より上がってきてる自信があります!

宮月優斗 あとは「トーク」です。8人本当に仲がいいからトークの引き出しが必然と多くなるんですよ。多村も普段は静かだけど、振ったら冷静なコメントを出したりキャラも本当にいろいろ。だからMCなどのトークも強みかな。

――個が立っててまとまってるって最強ですね。

宮月優斗 矛盾に聞こえるかも知れないけど、最強です(笑)。だからパフォーマンスもMCも注目してもらえれば。7割ぐらいはアドリブですので(笑)。

――では、今後の目標や挑戦したいことは?

宮月優斗 まずは会場の規模を大きくしていくこと。さらには、やってなかったコンテンツに挑戦していくこと。アイドルだからこそできることをどんどんやっていきたい。僕たちNGもほとんどないので、体当たりロケだってできるし、ライブ、メディア、SNSと幅広くエンタメを届けていきたいです。多村はTikTokとかで芝居じみたことを結構やっているので…。

多村栄佑 ぶっちゃけ俳優狙ってます!(笑)。

宮月優斗 岡田は身長もあるのでモデルとか。

多村栄佑 とにかく今回アルバムを初リリースさせていただけたのもファンの支えがあってこそ。その感謝を直接伝えたいし、老若男女楽しめるグループになっていきたいです。

宮月優斗 またアニメって本当に世界的だと思うので、ジャパンエキスポとか日本をメインに置いているようなイベント出演に向けて、挑戦していきたいと思います。

(取材・文/衣輪晋一)

INFORMATION

1stミニアルバム『Ability』
収録曲
1. Ability
→配信リンクはこちら(外部サイト)
2. Forever my love
3. Maincast
4. ファンファーレ
5. Passionate
AXXX1S オフィシャルサイト https://axxx1s.vancia.co.jp/(外部サイト)
AXXX1S 公式X https://twitter.com/axxx1s_official(外部サイト)
AXXX1S 公式Instagram https://www.instagram.com/a.x.x.x.1.s_official/(外部サイト)
AXXX1S 公式YouTube
https://www.youtube.com/channel/UC4Q7pzpFh5iBaT5maPabLmw(外部サイト)

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