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　ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズ、ナショナルジオグラフィックの名作や話題作に加え、幅広いジャンルのドラマやBTSやBLACKPINKのドキュメンタリーなど、韓国作品も充実しているディズニープラス。2万作を超えるラインナップの豊富さに、「どれを観たらいいかわからない…」「長編作を観たいけど、失敗したくない」「本当に面白い作品を知りたい」と言う人も多いはず。そこで本連載では、3年ほど前からディズニープラス会員で、あらゆる作品をチェックしてきたという超特急のカイこと小笠原海が、おすすめコンテンツを紹介する。

超特急カイがハマり中の『TOMORROW X TOGETHER: OUR LOST SUMMER』と『NCT 127: The Lost Boys』

　第4回でピックアップする注目の韓国作品は、TOMORROW X TOGETHER（TXT）とNCT 127ドキュメンタリーの2作。BTSの弟分としてデビューしたTXTの初のワールドツアーに密着し、絶えず挑戦しながら成長するメンバーの姿を収録した『TOMORROW X TOGETHER: OUR LOST SUMMER』。K-POP界を揺るがす斬新なコンセプトでデビューし、世界を魅了してきたNCT 127が、初めて幼少時代を語った『NCT 127: The Lost Boys』。

　韓国語をマスターするほどの韓流好きだという超特急の小笠原海に加え、韓国のオーディション番組『Girls Planet 999』に参加した経験を持つ川口ゆりな、YouTube『FUMIYAろっくだんすch』でK-POPの魅力を語るプロダンサーのFUMIYAが、TXTとNCT 127の魅力を語り合った。

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  『TOMORROW X TOGETHER: OUR LOST SUMMER』（C）2023 Disney and its related entities

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  『NCT 127: The Lost Boys』（C）2023 Disney and its related entities

「TXTも人間なんだ…」熱い想いや姿勢を深く知ることができて刺激になった

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  超特急・カイ（撮影：逢坂聡（C）oricon ME inc.）

超特急・カイ　最初に紹介するのは、5人組のボーイズグループ・TOMORROW×TOGETHERが初めて挑んだワールドツアーに完全密着したライブドキュメンタリー『TOMORROW X TOGETHER: OUR LOST SUMMER』。ご覧になっていかがでしたか？
川口ゆりな　 K-POPアーティストはキラキラ輝いている存在ですが、その裏側を知ることができます。アイドルという職業にかける熱い想いや姿勢を深く知ることができて、刺激になりました。

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  川口ゆりな（撮影：逢坂聡（C）oricon ME inc.）

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  FUMIYA（撮影：逢坂聡（C）oricon ME inc.）

FUMIYA　TXTも人間なんだなと（笑）。リーダーのスピンは、お母さん的ポジションで包容力がある人だと思います。一番年上のヨンジュンは、歌、ダンス、立ち振る舞い、容姿と総合力が高く、その場にいるだけで目を引くような存在です。ボムギュは、TXTのテーマである“ファンタジー”の象徴。優れた感性と表現力を持つ彼がセンターに立つことでTXTの世界観が生まれます。ボーカルのヒュニンカイは、王子様のイメージですが、絶叫系のアトラクションが苦手らしくて（笑）、そういう意外性も魅力です。リードボーカルのテヒョンは、透き通った声でグループを支えるキーマン的存在です。
川口ゆりな　童話の中に存在するかのような、儚くて透明感があって怪しさもあるグループコンセプトが唯一無二ですよね。曲を聴くと、その世界にスーっと入っていける。それが魅力なのかなと思います。
超特急・カイ　表現力も超一流だし、自分たちの世界観に一気に引き込む力がある。少年から青年へと変わっていく中での葛藤や、少年であるが故の青臭い部分をキレイに表現しているグループなのかなと思いました。それとヒュニンカイさんは、数年前まで線が細くて可愛かったけど、最近は身体がガッチリして、一緒に成長を見届けられてうれしいです（笑）。特に印象に残っているシーンはありますか？
川口ゆりな　私は、ヒュニンカイさんの「苦しさや大変さを乗り越えて、ファンの方に曲やパフォーマンスを届けるためにアイドルをしている」という言葉が印象に残りました。同じアーティストとして、お客さんがいるからこそ良いパフォーマンスができると思っているので。

世界観の作り方が唯一無二、TXTでも「緊張で足が震える」瞬間があって共感できた

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  YEONJUN（C）2023 Disney and its related entities

超特急・カイ　確かに、お客さんがリアクションをしてくれるからこそ、アーティストがさらに高みに行ける部分もありますよね。それは僕たちと同じように、TXTも感じているんだなって、すごく共感できます。
FUMIYA　僕は、ヨンジュンさんが「緊張で足が震える」と吐露するシーンが刺さりました。トップアイドルといえども緊張はするんだなって。もう1つは、パフォーマンスを最大限に発揮するために、オンオフをしっかり分け、各々がやりたいようにメンタルを整える姿が爽やかに映りました。そのメリハリがあるからこそ、身体と心の準備が整い本番でしっかりとパフォーマンスできるんだと思いました。

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  BEOMGYU（C）2023 Disney and its related entities

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  TAEHYUN（C）2023 Disney and its related entities

超特急・カイ　それぞれが自立しているからできることですよね。僕が印象深かったのは、ボムギュさんの「季節の変わり目が分からないほど、スタジオにこもっている」という言葉です。同じようにステージに立つ者として、その努力が純粋にすごいと思いました。並大抵の覚悟がないと、そこまで自分を追い込むことはできない。皆さんの心意気というか、その気持ちがすごく美しく見えました。FUMIYAさんから見たTXTのダンスの魅力は？
FUMIYA　ストリートダンスのテクニックを入れながらも、HIP HOPやジャズダンスの要素もミックスしながら表現している印象があります。ファンタジーな世界観の作り方も上手でダンスの実力だけでなく、その世界に引き込ませる力が、唯一無二だと思います。
超特急・カイ　彼らのチームワークの良さも感じられました。超特急は12年目になりますが、「東京ドームのステージに立ちたい」という目標があって“同志”のような感覚があります。同じ表現者という立場でこの作品を観て共感できたし、改めて自分に発破をかけ精進するきっかけになりました。僕たちのような仕事以外の方でも、何か感じるものや日々の活力になる部分があると思うので、ぜひ観てください。

「NCT好きな僕でも、初めて知る内容ばかり」少年時代を初告白した濃厚なドキュメンタリー

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  川口ゆりな（撮影：逢坂聡（C）oricon ME inc.）

超特急・カイ　続いて紹介するのは、9人組ボーイズグループ・NCT 127。ドキュメンタリースタイルで描かれた『NCT 127: The Lost Boys』は、メンバーそれぞれが少年時代のエピソードを赤裸々に打ち明け、とても濃い内容でした。
川口ゆりな　表現者としてメディアで活動する際に、あまりプライベートな姿や舞台裏を見せないものですが、本作では赤裸々にその裏側を見せてくれている。勇気のいることだと思いました。
FUMIYA　NCT好きな僕でも、初めて知る内容ばかり。1人ひとり心にいろんなことを抱えながらも、「成功したい、家族を楽にさせてあげたい」という強い意思が、いまにつながっている。彼らの思いを、それぞれのバックボーンを交えて丁寧に聞かせてもらった印象があります。

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  FUMIYA（撮影：逢坂聡（C）oricon ME inc.）

超特急・カイ　少年時代を描いたアニメも斬新でした。母親からの手紙やメッセージにメンバーのリアルな表情が見れて泣けちゃいました（笑）。各話で流れるパフォーマンスビデオは撮り下ろしで、この番組でしか観られない貴重映像です。第1話ではマークさんが紹介されていますが、いかがでしたか？
川口ゆりな　メンバー全員一致で「努力の人」「練習の鬼」と言わせるなんて、想像できないぐらいの時間を練習に費やしているんだろうなと思いました。
FUMIYA　努力ができるというのは、ある種才能だと思います。多感な時期に引っ越しが多かったというバックボーンもありますが、そういう環境にいても努力し続ける姿勢を見せたマークさんには脱帽しました。
超特急・カイ　1つのグループで活動するだけでも大変なのに、彼はいくつもグループ（NCT U、NCT DREAM、SuperM）を掛け持ちしています。本当に覚悟と努力がないとできないですよね。

「どれだけの苦労があったのだろう…」異国のトップアイドルになったユウタが「日本人として誇らしい」

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  マーク（C）2023 Disney and its related entities

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  ヘチャン（C）2023 Disney and its related entities

FUMIYA　ヘチャンさんはグループでは一番年下ですが責任感もあるし、「家族のために成功したい」という思いもある。そういった内面の部分を、今回初めて見ることができました。マイケル・ジャクソンに憧れ、努力によって夢を叶えた点もすごく尊敬できます。
川口ゆりな　ヘチャンさんは、明るいエネルギーを持ちつつ、熱量があってアイドルになるべくして生まれた方だと思いました。
超特急・カイ　NCT 127には、日本人メンバーのユウタさんが活躍しています。彼についてはいかがですか？
川口ゆりな　私は韓国のオーディション番組に参加した時に、言葉の壁を強く感じました。彼はそれを乗り越えていまがあるわけで、日本人としてK-POPグループで活動するには、どれだけの苦労があったのだろうと思いました。

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  テイル（C）2023 Disney and its related entities

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  ジェヒョン（C）2023 Disney and its related entities

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  ジョンウ（C）2023 Disney and its related entities

FUMIYA　いまでこそ、いろんな国の方がK-POPグループとしてデビューする機会も増えました。ユウタさんがデビューした頃は、いまほど日本人がいない中、いろんな壁を乗り越えてNCTの一員としてトップアイドルにまで登りつめた。彼の赤裸々なストーリーを、本人の口から聞けたのは良かったです。
超特急・カイ　FUMIYAさんの「努力できるのは才能」という言葉は、まさしくそうだと思います。同じ日本人として誇らしいですね。第2話ではユウタさんとテイルさんがフィーチャーされていますが、テイルさんと言えば、僕がK-POPアーティストの歌声を聴いて感動した人が3人います。そのうちの1人がテイルさん（他の2人は2PMのジュンケイさんとSHINeeのジョンヒョンさん）。彼の歌声は身体に響くというより、心にダイレクトに来る。「テイルの歌声で、この曲は完成する」とメンバーの絶大な信頼を得ているし、本人も歌声に誇りを持っているところが、本当にカッコいいです。

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  ドヨン（C）2023 Disney and its related entities

FUMIYA　ジェヒョンさんも印象的でした。バラエティ番組などで楽しそうにしている姿をよく見ますが、「もっと新たな自分を見せたい」という思いが伝わりました。
川口ゆりな　私はジョンウさんも印象的でした。お母さんを笑わせる姿を見て、すごく心の優しい方なんだと思いました。そしてドヨンさんは、幼い頃からいろんな経験をしていたことを知りました。お母さまは辛い時に励ますでも叱るでもなく、何も言わずに隣に寄り添っていてくれる存在で、そんな良い家族関係の中で過ごしてきたからこそ、いまがあるのかなと感じました。

いじめや初恋も赤裸々に激白…困難を乗り越えてきたメンバーが「2023年、確変！」

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  ジャニー（C）2023 Disney and its related entities

FUMIYA　 ドヨンさんのエピソードは、この番組で一番衝撃的でした。いじめに遭って塞ぎ込んだこともあって、家族の支えがありつつ頑張り続けた中で歌に出会った。そんな彼の人生は素敵だなと感じました。いろんな感情を乗せた生々しい表情が胸にぐっととくる彼のパフォーマンスは、すごく心に刺さりました。
川口ゆりな　ジャニーさんは、幼少期にいろんな葛藤や経験、環境の変化があったからこそ、それらが彼の雰囲気として現れていて、心が豊かな人だと思いました。
超特急・カイ　彼は練習生期間も長く、人一倍苦しい思いをしてきたと思います。この作品を見て、心が温かく素敵な人であることを改めて感じました。最後にテヨンさんは？

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  テヨン（C）2023 Disney and its related entities

FUMIYA　何を話すのかと思ったら、小学生の初恋エピソードが…でもテヨンらしいと思いました。グループで活動する中、リーダーとしての使命感、責任感、強い信念など、根幹にある気持ちを聞けたのは良かった。赤裸々な思いを話して思わず涙がこぼれるシーンは、胸に刺さりました。
超特急・カイ　センターの重圧など、いろんなものを抱える中、リーダーとしてグループを引っ張っていく。その強さがカッコいいですよね。それとFUMIYAさんは「2023年、NCTが確変！」と公言していました。
FUMIYA　斬新で挑戦的、革新的な楽曲やパフォーマンスを、自分たちの信念を持って強く突き出す姿勢がカッコいい。特にダンスの技術がすごい。ダンサーとして筋が通ったパフォーマンスをしながらも、自分らしさを出していくところに魅力があります。

超特急・カイ　これまで2作品をお届けしてきましたが、いかがでしたか？
川口ゆりな　2組とも熱量と思いに圧倒されました。自分の活動に対する姿勢など、見直す良い機会になりました。
FUMIYA　誰もがいろんな悩みを抱えながら頑張っていることが確認できたし、僕も強い信念を持って活動していこうと改めて思いました。
超特急・カイ　これからもう1つ挑戦する上で良いブーストになりますよね。何かを頑張りたい人には、ぜひ観ていただきたい作品です。

『TOMORROW X TOGETHER: OUR LOST SUMMER』独占配信中

　BTSの弟分としてデビューしたTOMORROW X TOGETHERのコロナ後に開催した初のワールドツアーに密着し、絶えず挑戦しながら成長するメンバーの姿を収録。また、世界最大の音楽フェスティバル『ロラパルーザ』のステージや、撮りおろしの特別インタビューと、彼らにとって忘れられない“夏”に迫ったライブドキュメンタリー。

『NCT 127: The Lost Boys』独占配信中

　K-POP界を揺るがす斬新なコンセプトでデビューし、世界を魅了してきたNCT 127が初めて幼少時代を語る！大人の仮面を脱ぎ捨てて、彷徨いながら夢見た少年時代を振り返り、メンバー1人ひとりの困難と葛藤が明らかに。撮りおろしインタビューや特別映像が必見！ 9人の成長の軌跡を描いた感動のネオ・ドキュメンタリー。全4話構成。

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小笠原海プロフィール

　1994年9月27日生まれ、神奈川出身。2012年に9人組ダンス＆ボーカルグループ「超特急」のメインダンサーとしてデビュー。グループとしてこれまで発売したアルバム&シングル合わせた19作品が、全てオリコン週間ランキング連続TOP10入り。石原さとみ主演のヒットドラマ『アンナチュラル』、映画『東京喰種トーキョーグール』などに出演し、俳優としても活躍している。

川口ゆりなプロフィール

　1999年6月19日生まれ 宮崎出身。2014年に『第14回全日本国民的美少女コンテスト』で演技部門賞を受賞。2016年にアイドルグループ・X21に加入。2021年には、韓国の音楽専門チャンネルMnetによる日中韓ガールズグループのオーディション番組『Girls Planet 999:少女祭典』に参加。2022年には、ユニバーサルミュージックからソロデビューを果たした。

FUMIYAプロフィール

　YouTubeチャンネル『FUMIYAろっくだんすch』を展開し、レッスンや振付講師を行うプロダンサー。ロックダンスを得意とし、YouTubeではさまざまなアーティストのダンス解説や踊ってみた動画を公開している。

ディズニープラス概要

　ディズニーがグローバルで展開する定額制公式動画配信サービス。ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズ、ナショナル ジオグラフィックの名作に加え、幅広いラインナップの韓国ドラマやBTS、BLACKPINKなどのドキュメンタリー、ここでしか見られない日本やアジアを含めた世界中のスタジオが制作するオリジナルなど、28,000を超える物語が月額990円から見放題で楽しめます。年齢制限が設定できるペアレンタルコントロールで、お子さまのご利用も安心。1つのアカウントで最大7つまでプロフィール作成可能。

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