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オースティン・バトラーを輩出、注目の次世代ディズニースター最新情報

 アメリカで“次世代スター”の宝庫といわれるのが、ディズニー・チャンネルのティーンエイジャー(小学校高学年〜高校生)向け番組だ。ブリトニー・スピアーズやセレーナ・ゴメス、クリスティーナ・アギレラ、ゼンデイヤ、ダヴ・キャメロンなど、世界的スターを多く輩出してきた。7月1日より公開の映画『エルヴィス』でエルヴィス・プレスリー役を演じ、今、まさに世界から注目される存在となったオースティン・バトラーもディズニー・チャンネル出身の一人だ。

 動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」では、ディズニーやスター・ウォーズ、マーベルだけでなく、ディズニー・チャンネルのドラマや映画も観ることができ、その中から要注目の次世代スターをピックアップ、一挙紹介する。

オースティン・バトラー

オースティン・バトラー(C)Kazuko Wakayama

オースティン・バトラー(C)Kazuko Wakayama

 オースティン・バトラーがキャリアの初期に出演していたのが、マイリー・サイラスを一躍スターにしたテレビドラマ『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ(外部サイト)』(2006年、07年)。『ハイスクール・ミュージカル』のスピンオフ『シャーペイのファビュラス・アドベンチャー(外部サイト)』(11年)にも出演していた。

 18年、トニー賞8部門にノミネートされたブロードウェイ『氷人来たる』でデンゼル・ワシントンと共演し、行き場を失った青年ドン・パリットの演技が絶賛され、エルヴィス・プレスリー役を引き寄せることになる。

 19年にはジム・ジャームッシュが監督し、ビル・マーレイ、ティルダ・スウィントン、アダム・ドライバー、セレーナ・ゴメスらと共演した映画『デッド・ドント・ダイ』が公開。クエンティン・タランティーノが監督し、レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、ダコタ・ファニングなどオールスターキャストが集結した『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(19年)にも出演し、テックス役を演じている。
 映画『エルヴィス』への出演が決まってからは、エルヴィスの役作りに没頭。ほぼ全編に渡って吹き替えなしでエルヴィスになりきり、歌唱とダンスを伴う難役を演じきった。同映画が「第75回カンヌ国際映画祭」で世界初上映(現地時間5月25日)されると、12分間ものスタンディング・オベーションで称えられ、エルヴィスの妻プリシラ・プレスリーも大絶賛。「オースティン・バトラーは、この映画の中で紛れもないスターだ。」(FORBES)、「オースティン・バトラーに恋せずにはいられない」(NY POST)など、一夜にして世界の注目の的となった。

「第75回カンヌ国際映画祭」で大絶賛されたオースティン・バトラー

「第75回カンヌ国際映画祭」で大絶賛されたオースティン・バトラー

オリヴィア・ロドリゴ

 ディズニー・チャンネルのコメディ・ドラマ『やりすぎ配信!ビザードバーグ』(2016年)に出演していたオリヴィア・ロドリゴ。全米で大ヒットを記録したディズニー映画『ハイスクール・ミュージカル』(06年、07年、08年)のドラマシリーズ『ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル(外部サイト)』(19年)で主人公・ニニ役に抜てきされ、一躍スターに。デビュー曲「ドライバーズ・ライセンス」は世界で10億再生を突破し、グラミー賞を受賞するなどアーティストとしても活躍している。

 インスタのフォロワー数は2611万を超え、ティーンの間ではファッションアイコンでもあるオリヴィア。日本でも人気上昇中の注目のスターだ。記録的大ヒットとなったアルバム『サワ―』の制作の裏側を語る映像『オリヴィア・ロドリゴ:ドライビング・ホーム・2・ユー(外部サイト)』(ディズニープラスで配信中)では、飾らない素顔のオリヴィアを垣間見られる。さらに7月27日から『ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル』シーズン3が配信予定。

チョーズン・ジェイコブス

 ディズニー・チャンネルのヒット映画『ディセンダント』や『ハイスクール・ミュージカル』シリーズを手がけたスタジオが製作したオリジナル ミュージカル・ムービー『スニーカーシンデレラ(外部サイト)』で、主人公の少年エルを演じるチョーズン・ジェイコブス。この作品で、エネルギッシュなヒップホップと見事なダンスを披露しており、今後の活躍が期待されている。

 『スニーカーシンデレラ』は、スニーカー文化の中心であるニューヨークを舞台に、スニーカーデザイナーを夢見る少年エルが“プリンセス”と出会い、大きな夢を叶える一歩を踏み出していくという、希望あふれる“現代版シンデレラストーリー”。チョーズンお気に入りのミュージカル・シーンは、「イントロの『KICKS』。主人公のエルが、高く舞い上がって空を飛んで、誰も彼に手が出せないという壮大なシーンなんだ。それは、映画の残りの部分のトーンを象徴すると思うよ!」と、コメントしている。

グレース・ヴァンダーウォール

 アメリカで大ヒットした公開オーディション番組『アメリカズ・ゴット・タレント』で、若干12歳で見事優勝、歌手デビューを果たしたグレース・ヴァンダーウォール。「日本ゴールドディスク大賞2018」で、「ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」と「ベスト3ニュー・アーティスト」を受賞。日本でも注目されつつ、彼女自身も「日本が大好きよ。世界中で最も好きなところ。そしてラーメンが大好き。最高の食べ物だわ!」とコメントを残すなど、日本好きで知られている。

 ディズニープラスオリジナル長編作品『スターガール(外部サイト)』(2020年)で主演を務め、その続編『ハリウッド・スターガール(外部サイト)』(22年)が6月3日より配信開始となったばかり。両作品とも、彼女の瑞々しい演技とハスキーで独特な歌声が楽しめる。

 『ハリウッド・スターガール』は、母親の仕事の関係でロサンゼルスという多様性に富んだ町に引っ越してきた主人公が、映画製作を志す2人の兄弟や無愛想な隣人、憧れのミュージシャンと関わりを持ち、自分の居場所を見つけ、夢を追っていくという青春ストーリー。グレースは「人生はコントロールできないことばかり。でもそのことにとても腹を立てるか、チャンスとしてそれを捉えるかね。それがどれほどあなたの人生を変えることになるか決してわからない。進みながら考えていくの(笑)」と、作品のテーマをアピールしている。

メグ・ドネリー

 ディズニー・チャンネル制作のミュージカル映画の『ハイスクール・ミュージカル』の大ファンで、ディズニー・チャンネルのスターになることを夢にオーディションに応募し続け、ディズニー・チャンネル制作のミュージカル映画『ゾンビーズ(外部サイト)』(2018年)の主役の座を勝ち取った、メグ・ドネリーは、まさに現代のシンデレラ・ガール。

 『ゾンビーズ』は、とある郊外の町シーブルックを舞台に、チアリーダーの人間の少女と電力事故によってゾンビになってしまった少年が恋に落ち、社会の偏見や古い価値観を打ち破ろうと奮闘しながら、自分らしさを大切に成長していく姿を描いたミュージカル。メグ・ドネリーは主人公の少女アディソン役を熱演。自身のSNSにたびたび日本語で投稿するほどの親日家で、同作のプロモーションで来日も果たしている。

 20年に続編『ゾンビーズ2(外部サイト)』、さらなる続編『ゾンビーズ3(外部サイト)』が7月15日よりディズニープラスで配信開始となる。圧倒的な歌やダンスで世界中のティーンズたちを虜にしてきたメグ・ドネリーはまさしく次世代のディズニースターとして、今後ますます目が離せない存在となりそうだ。

ルービー・ウッド

 まったく新しいディズニースターが誕生しようとしている。その名は、ルービー・ウッド。『ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル』のクリエイター、ティム・フェデラー監督によるミュージカルコメディ『ブロードウェイドリーム!(外部サイト)』でブロードウェイの舞台を夢見る13歳の少年ネイト・フォスターを演じている。

 その圧巻の歌声とユーモアたっぷりの演技で早くもスター性を発揮しており、今後の活躍を大いに期待できる逸材。インタビューでは「ネイトにはすごいエネルギーがあると思う。彼は、自分らしくなりたいんだ。そして、ストーリー全体が、彼がどうすれば自分らしくなれるのかを学ぶことを描いているよ。周囲に馴染めないと感じている人たちはこの映画を観て、自分の居場所があるんだと感じてもらいたい」と、対応もばっちりだ。

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