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日本で唯一の「猫城主」豪雨災害で落ち込んだ客足をV字回復、コロナ後にも期待「収まったらまた会いに行く」
1日2回の城内見回りが仕事、お供を従え悠々散歩
「朝10時とお昼2時の1日に2回、城内見回りをしてもらっています。コースは決まっておらず、さんじゅーろーがその日に行きたいところに、管理人が家臣として従ってついて行くという形で散歩をしています(笑)」
――どんな性格なんでしょう?
「ものすごく穏やかですね。人間が好きで、人が近づいても動じないので、お客様のおもてなしもきちんとしてくれます」
――インスタの写真も素敵ですが、観光客がさんじゅーろーを上手に撮影するコツはありますか?
「基本的には性格が穏やかで動きもゆったりとしているので、簡単にかわいらしい写真が撮れちゃいます(笑)ただ、やっぱりお城と一緒に撮ったほうがいいと思うので、天守をバックにして撮影すると、観光地の思い出としても残せると思います」
――カレンダーも発売され、人気のようですね。
「来年用のカレンダーがもう少しで完売という状態です。さんじゅーろーの本を書かれた西松宏さんが撮った写真を使わせていただいたり、私たち職員が日々撮り溜めた写真を使ったりと、いろいろと織り交ぜています」
――動物取扱業の登録もされていると、ホームページにありました。
「動物を使って直接的にお金儲けをしているわけではないですが、登録をせずに何か問題が起こるよりは、しっかりと許可を取るべきだと考え、登録しました。きちんとした環境でお世話をしていると周知でき、お客様に安心していただけるなら、それに越したことはないと思います」
コロナ禍で閉鎖したお城で寂しそう…、「収まったら絶対に会いに行く」のメッセージ
「『さんじゅーろーに会うために来た』というお客様も数多く、なかにはSNSでさんじゅーろーを知った海外の方もいらっしゃいました。今までは、歴史好き、お城好きといった、年配の男性のお客様が多かったのですが、さんじゅーろーが来てからは家族連れや若い女性のお客様が増えて、客層も変わってきましたね」
――豪雨災害に続き、昨今のコロナ禍ではお城も一時閉鎖されていたと。
「そうですね。緊急事態宣言中は閉鎖していました。さんじゅーろーは人間と触れ合うのが好きなので、急にお客様が来なくなって寂しそうにしていました。『コロナが収まったら絶対にさんじゅーろーに会いに行く』と言ってくださるフォロワーさんもいましたし、最近やっと観光客が戻ってきたように思います。すごくうれしいですね」
――今後、さんじゅーろーの活動予定はどんなものがありますか?
「さんじゅーろーと共に高梁市の観光情報を発信したり、イベントに参加したりといったことは随時行っていきたいです。3月16日を“さんじゅーろーの日”と定めて、毎年その日にLINEスタンプをリリースしているので、来年も楽しみにしていてください」
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