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ドーム50公演を発表した嵐、本格ブレイクから10年以上経過しても変わらぬ人気の秘密
★【写真】会見でもほっこり、笑顔でガッツポーズする嵐の5人
「20年前は今の自分たちを想像できなかった」、メンバーも予想外の現在の状況
彼らが本格的なブレイクを果たしたのは、松本主演のドラマ『花より男子』(TBS系)の頃。2005年の秋クールで高視聴率を記録し、2007年に続編の『花より男子2(リターンズ)』が放送。主題歌「Love so sweet」が2007年オリコン年間シングルランキングで初のTOP10入りをしたほか、同年にグループ初のドーム公演および東京ドーム初単独公演を開催した。
15年1月放送の『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)で松本は、嵐が盛り上がってきた瞬間について「自分たちが感じるタイミング的には2006年頃」と発言。この頃からコンサートのチケットも手に入りにくくなっており、アジア公演をしたあたりから「いろんなことがちょっとずつ次につながっていった」と回顧している。
“仲良し芸人”の躍進時期とも被る? 時代に愛されたアイドル
また衣輪氏は、松本が話した「2006年頃から」というブレイク時期について、『さまぁ〜ず×さまぁ〜ず』(2007年〜テレビ朝日系)のさまぁ〜ずをはじめ、バナナマンやキャイ〜ン、おぎやはぎなど、コンビ仲の良い芸人が躍進し始めた頃ともかぶると指摘。社会的な動きでいうと2008年にはリーマンショックもあり、全体的にネガティブな雰囲気のなか、「見ていてほっとするようなほのぼのとした空気の良さ。嵐はその魅力を視聴者に伝えた立役者ではないか」と分析している。前へ前へとアピールするのではなく、メンバーたちがのんびり仲良くしている様が、安心感を抱かせる。つまり、嵐は「時代にも愛された」と言えるだろう。