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AAA宇野実彩子がソロデビュー、グループ躍進の秘密とは?「10代のみなさんのパワーは強い」

 2015年にデビュー10周年を迎えたAAA。2017年には32万人を動員した初の4大ドームツアーを成功させるなど、躍進中だ。とくに若い世代から絶大な支持を集める彼ら、その魅力とは? 2月14日にシングル「どうして恋してこんな」でソロデビューを果たす宇野実彩子が、グループの状況や自身の変化まで語った。

若い世代にフォーカス、「青春を重ね合わせてくださっている」

――AAAは、昨年4大ドーム公演を成功させるなど人気が加速していますね。今の状況をどう捉えていますか?
宇野実彩子 AAAをたくさんの方に知っていただけて嬉しいです。でも、あまり実感はないですね。念願のドームでライブをやらせていただけて、たくさんの方にお会いすることができましたし、自信にも繋がりました。リアクションもたくさん届きますし、いい環境でお仕事をさせていただいているので、とても感謝しています。

――宇野さんご自身のインスタグラムの投稿も、たびたびニュースで取り上げられています。
宇野実彩子 びっくりしています! いただくコメントの幅が広がりましたし、たくさんの声が聞けて純粋に嬉しいです。

――昨年、『音楽ファン2万人が選ぶ“好きなアーティストランキング”2017』(オリコン)でも躍進。10代の支持も非常に高かったのですが、ライブでも若い方が多い?
宇野実彩子 それは実感しています。音楽、ファッション、メイクなど、いつの時代も10代のみなさんのパワーはすごく強いですし、いろんなものを取り入れるのが早いですよね。若い世代の方に支えられているのはとてもうれしいですし、私自身もある種、若い世代にフォーカスを当てています。そこは今までも変わらない、AAAのスタイルでもあります。10代の思い出って色濃いじゃないですか。私にも同じような思い出があるので、そこを掘り下げたものは結構ありますね。

――男女問わず、メンバーの仲の良さも支持されています。ライブも観るだけでなく、参加する感覚で楽しめるところが人気の理由のひとつではないかと推測するのですが。
宇野実彩子 ありがとうございます。ライブにはカップルで来てくれる方や爽やかな少年のグループもいます。AAAに青春を重ね合わせてくださっているのかな、とも思います。もしかしたら、AAAというグループが若くいられる秘訣はそこなのかもしれませんね。

>>AAAが躍進、『好きなアーティストランキング 2017』

AAAとして12年、「今は伝えたい言葉が自然と出てくる」

――そんな追い風の中、待望のソロデビュー。
宇野実彩子 AAAとして12年やってきて、やっと自分の中でも音楽や伝えたいことが「これです」と言えるようになって。今までは模索していましたし、一人でやりたい願望もそれほどなかったんです。でも、いろいろな歌を歌わせていただいたり、経験をしたことで、社会人として女性として、自分を知ることができました。今は伝えたい言葉が自然と出てくるので、このタイミングで良かったのかな、と思っています。

――シングル曲「どうして恋してこんな」はいつ頃から準備を?
宇野実彩子 デモを探していたのは去年の夏で、実際にレコーディングしたのは秋です。私が聴いていた洋楽とJ-POPの美メロを融合させたもので、かつ、女性らしくいられるようなものにしたいと思っていました。自分の作品で、「ラブソングを書きたい」と思っていて。女の子が歌っても聴いても可愛くなれるような曲にしたかったんです。

――歌詞はスムーズに書けましたか?
宇野実彩子 曲が決まった段階で歌詞の主人公の設定やMVでやりたいことなどいろいろと私の中にあったので、スタッフとミーティングを重ねて、「失恋ソングを前向きに」ということをテーマにしました。失恋ソングでも女の子が輝く言葉を入れたかった。実際の作業は…スムーズだったのかな?(笑)。最初はAメロから書こうとしていたんですけど、終わりがどうなるかわからなくなっていたんです。でも追加したDメロが「ここから書こう」と思ったくらい、とても好きで。そのDメロからサビもできたので、生み出す苦労はありましたが、Dメロがハマったことでそこからスーッと書けました。

――失恋ソングといっても、重い情念系ではないと。
宇野実彩子 裏に情念があったとしても言葉にはしない。それよりもこの曲で気持ちに整理がついたり、ちょっとした未練も可愛く思えたり。引きずられず、思い出にするみたいな感覚です。

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