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【ジャニーズカウントダウン】音楽で繋がれたジャニーズファミリー、SMAPへの愛と感謝も

テレビOAのウラ側も! 見どころピックアップ

◆WESTが、Sexy Zoneが! しのぎを削る若手グループ異種格闘技戦
 今回オープニングを飾ったのは、2014年デビューのジャニーズWESTで、クールなダンス曲に始まりパーティソングにお祭り曲と、賑やかに見せつつハモリは完璧な、自分たちの持ち味を存分にアピール。続くA.B.C-Zは、屋良朝幸振り付けの「Fly a Flag」で、本格的なダンスで魅せつつ、会場を回る時は腕をブンブン振り回しながら全身で客席とコミュニケーションを取ったりと、極めた技を惜しみなく放出してゆく。中山優馬は、さすがソロだけあって歌でも踊りでもスペシャルでストイックな才能で会場を沸かせ、Sexy Zoneはギフトとしか言いようのないキラキラ感で、若手ながらスターとしての風格を見せつける。歌っている最中、菊池風磨が「Sexy Zoneはギャップがいいよね」と二度ほど口にしていたが、ジャニーズ事務所所属のアイドルグループといっても、それぞれのチームの特徴は驚くほどバラバラで、持ち歌を披露しながらチームごとにちゃんと「俺たちを好きになれ!」と心を一つにするところは、異種格闘技の試合のようで見応えがある。

◆キスマイの衣装で初笑いを狙いに行った関ジャニ∞
 “爪あとを残す”ことに全力だったのが関ジャニ∞。“紅白”の常連になる前は、カウントダウンで先輩の曲を披露するたびに忍者になったり寿司や野菜のコスプレをするなどして笑わせていた彼らが、今回のグループチェンジメドレーでは、Kis-My-Ft2の「Everybody Go」を、キスマイの(伝説の)ライブ衣装とローラースケートで披露した。当時は玉森裕太が着用し、セクシーさ全開だったショートパンツの衣装と王冠付きのピンクのウイッグも、安田章大が身につけると不思議なほど違和感がない。横山裕、村上信五、丸山隆平、大倉忠義がローラースケートを履くも、まともに滑れず、メインボーカルの渋谷すばるは歌そっちのけで「危ない!」を連発。その、“初笑いを狙いに行く”姿勢は、紅白出場後とは思えない全力感だった。

◆新たな“アンダルシア”勢も、ベテランと若手が魅せるジャニーズの伝統
 毎年恒例の年男ユニットは、カウントダウンコンサート史上最大の総勢11人で、ベテランの岡本健一を筆頭に、30代では今井翼、横山裕、渋谷すばるが、若手では岡本圭人のほか山田涼介、知念侑李、中島裕翔、橋本良亮、神山智洋、藤井流星が結集。それぞれ頭に赤いトサカをつけた“酉年イレブン”が歌う1989年のヒット曲「TIME ZONE」は、不思議と今聴いても全く色褪せない。他にも、佐藤アツヒロがローラースケートを履いて光GENJIの「勇気100%」を後輩と一緒に歌ったり、東山紀之がV6の坂本昌行、長野博、井ノ原快彦の3人と「仮面舞踏会」を歌い、最後にせり上がったステージからバック宙で着地したり。「アンダルシアに憧れて」では、藤ヶ谷太輔、中島健人、小瀧望という正統派の実力者たちが、歌と踊りでしっかりと東山の脇を固め、さらにそのバックで芸達者なメンバーが華を添えていた。

◆意外な才能を発掘? ラストは一発ギャグ合戦
 最後、各グループが新年の抱負を述べる場面で、関ジャニ∞の丸山隆平が、TOKIOの「一発ギャグを」という無茶振りに応じ、酉年や水瓶座にちなんだ連続即興ギャグを披露、撃沈する(一部のメンバーは爆笑)。TOKIOからは、城島リーダーのライバルと目されている丸山。Hey! Say! JUMPはグループでの挨拶の後で高木雄也が金八先生のもの真似、次にキスマイが登場すると、「さすがに一発ギャグとか、ないでしょ」という松岡昌宏のフリに宮田俊哉が、「運試しがてら」の一発ギャグを披露。そこに丸山が乱入し、「弟子入り」を嘆願される。Sexy Zoneは中島健人が“結構”と“コケコッコー”をかけた捨て身のギャグで会場を沸かせるが、この頃になると抱負はそっちのけ。ジャニーズWESTは、お金がプリントされた衣装でツッコミどころ満載。神山智洋が金八先生の真似をすると、対抗意識を燃やした高木が再登板し、城島リーダーの「なんだバカヤロウ」というビートたけしのモノマネで、シュールなギャグ&モノマネ合戦はひとまず収束したのだった。

(文/菊地陽子)

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