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(更新: ORICON NEWS

知英、日本デビュー1年で女優としての新境地「自分を捨てています(笑)」

最初は違和感があった役作り

――アドリブは『民王』でも入れているんですか?
知英これからの放送で出てきます。オヤジの芝居ですっごい顔とかしているので。いちおうマネージャーさんに「大丈夫ですか?」と聞きましたけど(笑)。

――オヤジっぽさを出すうえで、常に意識することもあります?
知英声を低くしています。第3話で気づいてもらえたかもしれませんけど、みなさんがいままでに聴いたことのない私の声だったと思います。最初は自分でも違和感があって、お腹をギュッと引っ張らないと出ないから大変でした。今は慣れて普段も低い声になって、周りの人に「オヤジみたい」と言われます(笑)。そのくらい常に意識して、役に入らないといけないので。

――第3話の途中から入れ替わった設定だったんですか?
知英はい。泰山と蔵本がテレビ討論をしたときも、エリカが誕生パーティーを開いていたときも、すでに入れ替わっていたんです。

――エリカが翔を誘うところは、色っぽかったですけど。
知英でも「2人でうちで飲み直さない?」とかは、心がオヤジだから言える台詞ですよね。今どきの21歳の女子大生だったら言わないと思う(笑)。あと、パーティーで寄ってきた男を突き放した後の目には、蔵本さんの気持ちを込めています。

――現場の雰囲気はどんな感じですか?
知英とても楽しいです。コメディということもあって、キャストのみなさんすっごく元気で、疲れ知らずなんです。とくに菅田(将暉)さん。顔を真っ赤にして叫びまくる役ですけど、撮影の合間もずっと笑って話しているから、すごいエネルギーだなと思いました。

――先輩役の本仮屋ユイカさんは?
知英やさしいお姉さんです。現場のことも日本語のことも教えてくれて、ふたりのシーンでは「こうしようか」とか合わせてくれて、本当に勉強になります。第2話で私が初めて着物を着たときも横にいて、座り方とか「こうすればもっときれいだよ」とか教わりました。

次は等身大の役でラブストーリーをやりたい

――この夏は『民王』の撮影で忙しかったと思いますが、ほかにも思い出はできました?
知英千葉の館山に水中花火を見に行きました! もともと7月のオフに行く予定があったんです。それが台風で急に中止になって、泣きたいぐらいショックでした。でも「どうしてもどこかに行きたいんです〜!」とスタッフさんにお願いしたら、館山の花火大会を見つけてくれて、ちょうど撮休の日だったんです。海から打ち上がるきれいな花火を目の前で見て、とても感動しました。

――インスタグラムでは、よく愛猫のレオンが登場していて。
知英あのコを飼ってから、人生が変わったぐらい癒されています(笑)。韓国の実家では犬を飼っているんです。でもひとりでワンちゃんはムリだから、猫を飼おうか1ヶ月ぐらい悩みながら、ペットショップに通っていたんです。そうしたら4月にあのコと出会って、「このコだ!」と。生後半年でまだ0歳です。

――文字通り猫可愛がりしているような?
知英可愛いけどマイペースで、抱いても10秒以内に逃げちゃって、完全に私の片想い(笑)。でも、夜寝る前に甘えてくるとトロけちゃうし、朝起きたらスリスリやってきて、可愛くて仕方ないです。仕事が遅くなると心配になって、帰ったら玄関までミャアミャア迎えに来てくれて。でも、ご飯をあげたらサヨナラ。「あなたじゃなくてコレを待っていたんだ」って感じです(笑)。

――秋からは『民王』の放送がクライマックスを迎えつつ、女優活動も2年目に入るところですね。その後の展望もありますか?
知英『民王』では「女優・知英にこんな姿もあったんだ」と観てもらえたら嬉しいです。これからは、『暗殺教室』が韓国で公開されるので、そのPRで韓国に行ったり、次の作品の撮影も始まるようで、たぶん今年はあっという間に年末だと思います。これまで妖怪、ロシア人、オヤジとやってきて、全部普通の役ではなかったので(笑)、次は等身大の普通の女性役でラブストーリーをやりたいですね。

――確かに、知英さんの美女ぶりを普通に堪能できる役も観たいです。
知英21歳の青春の物語もやってみたいし、ずっと言っているアクションにも挑戦したいです。ハリウッドを目指して勉強もしています。昨年は知人に会いにサンダンス映画祭に行きましたが、いつか自分の作品の上映で行きたいです。
(文:斉藤貴志/写真:逢坂 聡)

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