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BEYOND2020『ハッシュタグを活用し観客を参加させるライブ演出』

 SNS の普及に伴い、ネット検索の方法も大きく様変わりしているらしい。これまではGoogleやYahoo!を使うのが常識だったが、今は#(ハッシュタグ)を使い、調べたい事柄をSNS で検索するのだそうだ。このハッシュタグはPR にも威力を発揮する。例えばキャンペーン応募に活用する場合は、規定のハッシュタグをつけてツイートするのが応募の条件。主催者側はハッシュタグを検索し、そのなかから当選者を選ぶことができる。

 このように活用の幅が大きく広がっているハッシュタグを、アーティストプロモーションに活用したのが、少女時代だ。発売元のユニバーサルはブレイカー社の発案を元に、4月22日に発売された9枚目のシングル「Catch MeIf You Can」のプロモーションで「#catchGG」というハッシュタグを全面的にアピールした。同曲のキャンペーンサイトに行くと、「Girls’Generation」という文字は左上に小さくあるだけ。少女時代という言葉は見当たらない。そしてサイトのコンテンツは、「#catchGG」をつけて投稿された写真やビデオの数々。アーティストとファンの一体感を創出している。

 さらに、これをライブにも活用。4月28日に開催されたファンミーティングで、会場で投稿された観客の自撮り写真やビデオを、「tagboard」というシステムを使い、次々とステージ上のスクリーンに映し出し、ファン参加型のライブ演出を成功させた。自分が投稿した映像がすぐさま会場に映し出される時の興奮は想像に難くない。新しいライブ感の演出として、他にも波及していくのではないだろうか。

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