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ゆず『“みんなと、どこまでも”感謝と決意に満ちた、15周年の集大成ツアー最終日をレポート!』
ライブこそ真骨頂!16年目を迎えさらにパワーUPするパフォーマンス
中盤には、客席内をファンとハイタッチなどしながら歩いて移動し、設けられたミニステージで2人だけで演奏した。まるで路上でやっていた当時のような近さで、これにはすぐ近くの席にいたファンは大興奮。さらに、この日は最終日とあって、1曲多くデビュー間もない頃の3曲を披露してくれた。北川悠仁の「それでは次の曲、いってみようっ!」という軽妙なかけ声は非常に懐かしくもあり、集まったファンはきっと路上時代の彼らのライブにタイムトリップしたような感覚で聴いていたに違いない。横浜アリーナという大きな会場であっても、気持ちは路上でやっていたときのまま。そういう感覚を持ち続けているのが実に2人らしくもあり、それこそが彼らの人気の秘訣だと実感した。
楽曲はもちろん、さまざまなコーナーで楽しませてくれたライブ。デビュー当時を写真で振り返って会場を爆笑させたほか、バックバンドのメンバーがゆずの2人を描いた絵を披露するコーナーでは、バンドメンバーの意外な才能も開花した。さらに、ファンにはお馴染みのキャラクターも登場。15周年を記念して新たに生まれたNEW“ゆずマン”や“モモちゃん”が幻想的にストーリーを演じたり、膝を抱えた何とも言えない表情の“ゆず太郎“が、客席のファンと温かいコミュニケーションを繰り広げるなど、さまざまなキャラたちの登場もライブに花を添えた。ちなみに、この日集まった観客の年齢層は、10歳未満からなんと70代まで。アンケートを取った自分たちで驚きつつも、なんともうれしい表情の2人だった。
100年まではムリだけど(笑)、“みんな”がいる限り歌を届けたい
「デビュー前、路上でいま頃の寒い時期にがむしゃらに歌っていた頃は、想像もつかなかった。まさか16年経って、横浜アリーナで6日間もやれるなんて。夢のようです。ありがとう」と北川。「栄光の架橋」を歌う前には、こんなことも話していた。「ここまでの道のりは、素晴らしいこともたくさんあったけど、大変なこともたくさんあって。それでもやって来られたのは、待ってくれているみなさんがいてくれたからです。みなさんの涙が、拍手が、声援が、僕らの支えになっていました。これからも20年、50年、100年まではムリだけど(笑)、待ってくれている人がいる限り、歌を届けていきたいです。僕たちのなかには、いつもみなさんがいます。みなさんのなかにも僕らがいてくれたらうれしいです」。
アンコールの最後には、ツアーファイナルでは毎回歌っているという、ファンやスタッフたちへの感謝を込めた名もない歌を披露。たった2人でアコギを弾きながらの歌声は、やさしく温かく、力強く。うれしそうに顔をくしゃくしゃにして歌う、2人のありがとうの声が、横浜アリーナの会場中に響き渡った。
※北川がインフルエンザのため延期していたサンドーム福井公演は、3月2日に振替公演を実施。
(文:榑林史章)
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【番組情報】
◆『ゆず アリーナツアー 2012-13 YUZU YOU 〜みんなと、どこまでも〜 at 横浜アリーナ』
3月10日(日)後9:00〜 (WOWOWライブにて放送)
◆『ゆず WOWOWスペシャル YUZU YOU 〜みんなと、どこまでも〜』
3月2日(土)後6:30〜 (WOWOWプライムにて無料放送)
4月29日(月・祝)後2:00〜 <リピート放送>
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