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　俳優の大泉洋が3日、都内で行われた映画『半分の月がのぼる空』の初日舞台あいさつに主演の池松壮亮、ヒロインの忽那汐里と共に登壇した。同日が37歳の誕生日で「洋ちゃ〜ん」「おめでと〜」コールを浴びた大泉は「37歳になりましたけど、かわいさだけは壮ちゃんに負けない！」とニンマリ。すかさず場内から「かわいい〜」という反応があり、主演2人を尻目に「こんなに日（公開日）に生まれてごめん」と頭を下げた。

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　主演の池松は「『ソラニン』よりこっちを選んでくれてよかった」と、宮崎あおい主演で同日封切作品を引き合いに感謝。三重県伊勢周辺でのオールロケを「どこか懐かしい香りがする、何気ない風景が力を貸してくれたと思う」と感慨深く振り返ると、拍手喝采となった。忽那も「去年から待ちに待った今日を迎えられて、幸せな気持ちでいっぱいです」と胸を躍らせた。

　大泉にはサプライズでバースデーケーキが贈られ「もうやだ〜」とぶりっ子。「37歳になったけど、精神的には小学校高学年くらいです」とうそぶき「何年か前はジャングルで祝ってもらったこともあった。なので、今日は本当にありがとう！」と涙を拭う振りだけしていた。

　同作は、過去にテレビアニメ化、実写ドラマ化もされている作家・橋本紡の同名恋愛小説が原作。高校生・裕一（池松）と心臓病を患う少女・里香（忽那）の切ない恋愛模様を描いたラブストーリーを、『60歳のラブレター』の深川栄洋監督が映画化した。

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