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　俳優の藤原竜也、香里奈、小出恵介らが20日、都内で行われた行定勲監督映画『パレード』の公開初日舞台あいさつに登壇した。小出が20日、香里奈が21日とそれぞれ誕生日で26歳になる2人は、客席からの「おめでとう！」という掛け声でステージにサプライズのバースデーケーキが登場すると驚きを隠せない様子。代表で祝福コメントを求められた藤原は「本当におめでとうございます。このような大事な日に初日を迎えられて僕も嬉しいです」と“棒読み”でお祝いし、会場の笑いを誘った。

　同作は、それぞれが不安や焦燥感を抱えている男女4人の若者たちが“本当の自分”を装って都内のマンションで共同生活を送っていたものの、1人の男娼が加わったことからそれまでの日常がゆがみ始めていく様子を描いた青春群像劇。原作は第15回山本周五郎賞を受賞した吉田修一作の同名小説で、行定勲が監督を務めた。主要キャスト最年少の林遣都は、初日を迎えたことに「もしかしたらこうやって皆さんと会うのも少なくなると思うと寂しいけど、楽しみで昨日の夜全然眠れませんでした」と素直な心境を語った。

　独ベルリンで19日から開催されている『第60回ベルリン国際映画祭』で、「わかりづらい人間関係、今の時代を伝わるように作られていること」「音楽の使い方が特出していた」という点が評価されて同作が国際批評家連盟賞を受賞。この知らせを受けたばかりだという藤原竜也は「本当に嬉しい。いいタイミングで、このメンバーと仕事ができたと思います」、貫地谷しほりは「撮影がすごく楽しくて、楽しんでやったことがこういう結果になったこと、嬉しいです」と喜びを語り、キャスト陣は行定監督からのベルリンみやげのTシャツを喜んで受け取っていた。

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