阪神・淡路大震災15年特集ドラマ『その街のこども』(NHK)の会見が18日、東京・渋谷の同局で行われ、主演を務める俳優の森山未來、佐藤江梨子が出席した。ともに神戸市東灘区に住んでいた被災者で、当時中学1年生だった佐藤は「アドリブがちゃんと入っていたり、(実際の)思い出の話が入ってる。私のセリフが森山さんのだったり。『2000円の焼き芋屋さんが来た』というセリフは森山さんのインタビューでの言葉」と自らの体験が盛り込まれた同作を丁寧にアピールした。 同じく被災者である作家・渡辺えりが脚本を務めた同ドラマは、震災後父親の仕事が原因でいじめに遭い、神戸を離れた勇治(森山)と幼稚園からの親友を失った美夏(佐藤)が、2010年1月16日に偶然神戸で出会い、震災から15年がたった17日の朝を迎えるまでを描く。
2009/12/19