俳優の海宝直人が20日、東宝ミュージカル『この世界の片隅に』(5月9日上演)の製作発表記者会見に出席し、村井良大とWキャストで挑む北條周作役に意気込みを語った。 こうの史代氏の同名漫画を原作とする本作は、太平洋戦争下の広島・呉市に生きる人々の物語でありながら、つつましくも美しい日々とそこで暮らす人々が淡々と丁寧に描かれ、それゆえにいっそう生きることの美しさが胸に迫る作品。2度にわたるアニメーション映画化、実写ドラマ化もされた不朽の物語を、ミュージカルとして新たに伝える。日生劇場での開幕後に全国ツアーを展開し、作中の舞台である広島・呉市の呉信用金庫ホールで大千穐楽を迎える。 昆夏美と大原櫻子がWキャストで主人公・浦野すず役を務め、海宝と村井は、すずが嫁ぐ北條周作役。海宝は「とにかく作品の力が素晴らしいです。それを今回、素晴らしいキャストの皆さん、素晴らしいクリエイターの皆さんとともにミュージカルとして作っていけることが本当に幸せで、光栄なことだなと思っております」と喜んだ。
2024/02/21