俳優で歌手の香取慎吾が8日、東京・日生劇場で上演される舞台『テラヤマキャバレー』公開ゲネプロ前舞台あいさつに登壇した。このほど劇中で歌う楽曲「質問」が16日から配信されることも決定した。 2023年に没後40年を迎え、その稀有(けう)な才能に再び注目が集まる寺山修司が今生きていたら、何を思い、何を表現したのか。本作では虚実に満ちた寺山のパワフルな世界が、新進気鋭の作家・池田亮氏の脚本とデヴィッド・ルヴォー氏の演出、香取主演で表現する。舞台は生と死が交錯するキャバレー。寺山の詞による多くの昭和の名曲を織り交ぜた、これまでにない驚きの音楽劇となる。 香取は「いつもの慎吾ちゃんとは違う様子でこの日生劇場の舞台に立っています。寺山修司さんが亡くなるストーリーなんですが、亡くなった年と同じ年にけいこ中になりました。寺山修司役なんですが、このキャバレーのオーナーでもあり、寺山修司じゃなかったり、ときには香取慎吾だったりするような気もします」と心境を語る。
2024/02/08