映画雑誌「キネマ旬報」を発行するキネマ旬報社による映画賞「2023年 第97回キネマ旬報ベスト・テン」が発表された。主演女優賞は、塚本晋也監督の『ほかげ』で戦後の劣悪な環境の中でもたくましく生きる主人公を演じた趣里。主演男優賞は、昨年5月の「第76回カンヌ国際映画祭」でも最優秀男優賞を受賞した『PERFECT DAYS』の役所広司が受賞した。 日本映画第1位は、阪本順治監督の『せかいのおきく』、外国映画第1位はケイト・ブランシェット主演の『TAR/ター』(トッド・フィールド監督)、文化映画第1位は『キャメラを持った男たち-関東大震災を撮る-』。助演女優賞は、二階堂ふみ(『月』)、助演男優賞は7本の映画に出演した磯村勇斗がそれぞれ選ばれた。
2024/02/01