俳優の土屋太鳳が17日、都内で行われた映画『マッチング』（2月23日公開）完成披露試写会に登壇した。

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　狂気のストーカー・吐夢（佐久間大介）とマッチングアプリで出会ってしまう主人公・輪花を演じた土屋は「原作がなかったのである意味自由度があった。役作りをする上でそんなに苦労はなかった」と紹介。

　一方で、「撮影で辛いことがたくさんあったので毎日役として必死に生きることと、目から感情って伝わると思うので常に輪花の目であること、辛い目であることを意識しながら。実際、こんな出来事あるのかな、と演じながら思っていたのですが、実際のニュースを観ていると辛いこともあったので、意識的に辛いニュースを観て、心が辛くなっていた記憶があります」と苦笑しながらも俳優魂をのぞかせていた。

　佐久間は「ストーカーと聞くと奇抜だけど愛があるからこその行動だったりするので吐夢の原動力だったり、なにを大事にしているか、監督と2人でキャラを一緒につくってもらったので楽しかったです。監督に会ったとき『目つきが悪いね。いいね』と言われたので目つきの悪さは簡単に入れました」とポジティブに明かしていた。

　映画『ミッドナイトスワン』（2020年）、『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』（2023年）など国内外で評価の高い内田英治監督・脚本による今作は、マッチングアプリによって増えた“出会い”の裏に仕掛けられた“罠”の恐怖を完全オリジナルで描く、新感覚サスペンス・スリラー。このほか、金子ノブアキ、杉本哲太、斉藤由貴、内田英治監督が参加した。