俳優、アーティスト・のん（30）が『2023（第41回）毎日ファッション大賞』の話題賞を受賞し、16日に都内で行われた表彰式に出席した。

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　話題賞は、年間を通じ、その活動が広くファッション文化に貢献し、同時に社会的インパクトを与えたと認められる人、企業、団体（分野を問わない）が対象。のんは、マルチな才能を発揮し多方面で活躍。ファッション分野では、自身のアップサイクルブランドやグッズブランドを立ち上げ、展示会など積極的に取り組む。

　昨年10月に行われた「渋谷ファッションウィーク」では、文化服装学院の学生が手掛けたドレスを着用し、ランウェイを歩き話題となった。30歳を迎えた今年の7月には新聞広告で“創作あーちすと”から“俳優、アーティスト”に肩書き改定を発表し、作り続け歌い続けるという決意表明を行っていた。

　壇上でスピーチしたのんは「このようなステキな賞をいただき、こころからうれしく思っています。ありがとうございます」と笑顔。「俳優、アーティストとして活動していますが、キャリアはモデルから始まっているんです。ティーン誌のモデルのオーディションに応募して、それでモデルになったのが始めで、もともとたくさんお洋服が着たいという気持ちで、この世界に飛び込んできた」と芸能界入りのきっかけを振り返る。それだけに「ファッションで賞をいただけるのが、めちゃくちゃうれしいです」と笑顔を弾けさせた。

　続けて「私が立ち上げた『OUI OU』というブランドへの評価もいただけたことも本当にうれしくて。とても真剣に取り組んでいるので、これからも頑張ろう、という気持ちになりました」とする。「私は強い意思を示したい時、ものすごいエネルギーを持って挑まなければいけない時に、ファッションに力を借りて頑張ってこれた。これからもファッションの喜びを体現できるように精進して参りたいと思います」と決意を新たにしていた。

　『毎日ファッション大賞』は、1982年に創設。ファッションに携わる人々の優れた業績を称えるとともに、新たな才能を発掘し、より充実したファッション情報の発信を続けることで、ファッション界のさらなる振興および文化の育成に貢献をすることを目的としている。

■『2023（第41回）毎日ファッション大賞』
大賞：黒河内真衣子／Mame Kurogouchiデザイナー
新人賞・資生堂奨励賞：川崎和也／Synflux代表取締役CEO スペキュラティヴ・ファッションデザイナー
鯨岡阿美子賞：栗野宏文／ユナイテッドアローズ上級顧問
話題賞：グランドセイコー
話題賞：のん／俳優、アーティスト
特別賞：文化学園