元テレビ東京アナウンサーの森香澄（28）が11日、大阪・ABCテレビで行われた同局・テレビ朝日系新ドラマ『たとえあなたを忘れても』（22日スタート、毎週日曜　後10：00）制作発表会見に“俳優”として登壇した。

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　森はテレ東を今年3月末で退社してフリーに転身、今回が自身初のドラマレギュラー出演となり、主演の堀田真由をはじめ、主要キャストの萩原利久、風間俊介、岡田結実、畑芽育、松井玲奈と並んだ。会見の司会を務めたアナウンサーに目をやり「私は半年前まで私はあそこのMCの席に立っていた側の人間なので、今ここに立ってものすごく緊張しています」とはにかんだ。

　同作は“日10枠”第3弾で、恋愛ドラマの名手として知られる脚本家・浅野妙子氏のオリジナル作。『神様、もう少しだけ』（1998年）、『ラスト・フレンズ』（2008年）に通ずる、純愛ストーリー。ピアニストの夢に挫折し、東京から神戸に引っ越してきた24歳の河野美璃（こうの・みり／堀田）が、26歳の青木空（あおき・そら／萩原）に出会う。記憶障害があるものの、キッチンカーを運営して懸命に生きる空の姿に美璃がひかれ、美しい神戸の街を舞台に、はかない恋物語を織りなす。

　森は、美璃の音大時代の同期で、活躍中のピアニスト・衛藤まりあ（えとう・まりあ）役。森自身もピアノを習っていた経験があり、役作りをへて、神戸などで撮影に励んでいる。

　バラエティー番組などには多数出演してきたが、「ドラマは全然違う」と明かし、新鮮な毎日を過ごしている様子。「初めて堀田さんとご一緒するシーンでは、堀田さんが空き時間におもむろにピアノをひいていらっしゃって、周りにスタッフさんが集まっていて、なんて温かい現場なんだと思った」としみじみ。

　堀田は“俳優の先輩”として、森に対して「気負わずにちゃんと寝る。寝て現場に行って、大きい声で『おはようございます！』」と連ドラを乗り切る秘けつを伝えていた。

　このほか、主題歌「Crystals」を書き下ろしたシンガー・ソングライター由薫が登場し、歌声を披露した。