俳優の宮沢氷魚が5日、都内で行われたNHK大河ドラマ(2025年放送)『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』の記者会見に出席し、“意次の後継者”にして悲劇のプリンス・田沼意知(たぬま・おきとも)を演じることが発表された。 宮沢が演じる田沼意知は、田沼意次の嫡男。田沼権勢の象徴として、若くして、意知は若年寄に昇進、異例の出世をとげる意次が着々と実行してきた改革を、より推進し、政治的手腕を発揮、蝦夷開発にも積極的に携わっていく。また、江戸の町を度々見聞するなど好奇心旺盛な一面も持つ。父・意次の正統な後継者と思われていた矢先、江戸城内で予期せぬ事件に巻き込まれてしまう…。 連続テレビ小説『ちむどんどん』でヒロイン(黒島結菜)の相手役を務めた宮沢は、今作で大河ドラマデビューを飾る。「朝ドラを隣のスタジオで撮っていました」と振り返りながら「いつも大河ドラマの別世界に皆さんが行かれる姿を見ていて、ずっと心の中でうらやましいなと思っていたので、こうして大河ドラマ出演が決まったことをうれしく思います」と感無量の表情を浮かべていた。
2023/10/05