ジャニーズ事務所は7日午後2時から、都内で故・ジャニー喜多川氏による性加害問題についての会見を行った。代表取締役社長・藤島ジュリー景子氏が出席し、ジャニー氏の性加害を事実と正式に認め、謝罪した。会見には東山紀之、井ノ原快彦が同席し、性加害を行ったジャニー氏への心境を明かした。 ジャニー氏の性加害を知った際の思いを問われ、東山は「信じておりましたし、僕自身は喜多川氏に会ってこの世界に入った。その当時は大変な信頼を持っていたが、自分の根本にあったものが全てなくなった思いでしたね」と本音を明かした。「人生というのは良いことばかりではないので、自分が頑張ったら必ず報われるわけではなく落胆の連続でもある。自分の人生でもこれほどの落胆はなかったですね」と肩を落とした。 また、井ノ原は「小学生の時にジャニーズに入りまして、ハッキリ言ってたくさんの仲間達に出会えたことは非常に感謝しています。そしていろんなことを教えてもらいました。マナーだったり礼儀作法とか、ジャニーさんにもメリーさんにも教えてもらいました」としつつ、「ただそういううわさ(性加害)がまん延していたので、『どうなんだろう。あの顔と裏の顔があるんだろうか』と、正直言って非常に怖かったです」と説明。ジャニー氏の性加害を知り「非常にショック」とし、今の思いを問われ「なんてことしてくれたんだと思っています。いい加減にしてほしいですね」と怒りをにじませた。 ジャニーズJr.の育成に携わる、ジャニーズアイランドの社長である井ノ原は「裏切れないですよ。小さい子たちを見てると。裏切れない。たった3ヶ月で踊りも上手になってきて、必死に応援して間違えたらかばい合っている彼らを見てると裏切れない」と語り、「『ジャニーさんだったらどうしただろうか』って考えることが一番危険。だから自分の信じていること、培ってきたこと、自分一人だけではなく周りに何人も信頼できる人たちを置く。子どもたちを育てるってそれくらい責任があることだと思うので同じ思いはさせたくないです」と誓った。