「第14回小説現代長編新人賞」を受賞したパリュスあや子の小説『隣人X』が、俳優の上野樹里と林遣都の初共演で映画化され、『隣人X 疑惑の彼女』のタイトルで12月1日より全国公開されることが明らかになった。上野の映画主演は7年ぶり。監督・脚本・編集は、『虹の女神 Rainbow Song』(2006年)で上野と、『ダイブ!!』(08年)で林とタッグを組んだ熊澤尚人が務める。 フランス在住のパリュスあや子の受賞デビュー作である原作は、「結婚してフランスに移住し、自分が『移民』となってみて初めて知った感情や経験がありました。今までどこか遠くの国の出来事のように感じていた『移民・難民』問題が我が身のこととなり、日本でもこの問題を誰もが身近に感じるシチュエーションがありえるだろうかと考えていたとき『地球全体で宇宙人を難民として受け入れることになったら?』というアイデアが突然閃(ひらめ)きました」というきっかけでつづられた異色のミステリーロマンス。
2023/08/16