俳優の光石研(61)、松重豊(60)が17日、都内で行われた映画『逃げきれた夢』(6月9日公開)の完成披露舞台あいさつに出席した。
本作は、映画デビューから45年、日本の映画・ドラマ界を支えてきたバイプレーヤー、光石の『あぜ道のダンディ』(2011年)以来、12年ぶりの映画単独主演作。光石の生まれ故郷であり、青春時代を過ごした地である福岡県北九州市で撮影され、人生のターニングポイントを迎えた中年男が新たな一歩を踏み出すまでのおかしくも切ない物語を描く。
光石演じる主人公の旧友を演じた松重は、「光石さんとは30代の頃から一緒にやっていまして、リアリティに関しては光石さんにかなうひとはいない」と明言し、「光石さんの60年の生々しいリアリティをスクリーンに投影したこの作品に、僕は横に一緒にいられて本当に幸せでした」と仲睦まじさが見られた。
松重も福岡出身で「東京に出てくる人は相当気合い入れて行くんで、15年くらいは自分の地元の言葉を標準語に翻訳してしゃべっている意識だった」と当時の様子を回想。撮影時は「北九州の空を見てその空気を呼吸しながら芝居をやると、自分が何者でもなかった頃に一瞬で戻れる」という心情になったよう。
また、作風になぞらえて「人生のターニングポイント」を聞かれると「15、6歳の時に福岡の地元で、博多を舞台にした作品のオーディションがあって、新聞で主役の男の子が発表されたときに『北九州出身の光石研君です』と紹介されていて、『なんで北九州の人間が博多の映画に受かっているんだ!』って。これに驚いたのが人生のターニングポイントです」と場を沸かせた。北九州が舞台の今作が意趣返しになったと胸を張った。
舞台あいさつにはそのほか、吉本実憂、工藤遥、坂井真紀、二ノ宮隆太郎監督が出席した。
本作は、映画デビューから45年、日本の映画・ドラマ界を支えてきたバイプレーヤー、光石の『あぜ道のダンディ』(2011年)以来、12年ぶりの映画単独主演作。光石の生まれ故郷であり、青春時代を過ごした地である福岡県北九州市で撮影され、人生のターニングポイントを迎えた中年男が新たな一歩を踏み出すまでのおかしくも切ない物語を描く。
光石演じる主人公の旧友を演じた松重は、「光石さんとは30代の頃から一緒にやっていまして、リアリティに関しては光石さんにかなうひとはいない」と明言し、「光石さんの60年の生々しいリアリティをスクリーンに投影したこの作品に、僕は横に一緒にいられて本当に幸せでした」と仲睦まじさが見られた。
松重も福岡出身で「東京に出てくる人は相当気合い入れて行くんで、15年くらいは自分の地元の言葉を標準語に翻訳してしゃべっている意識だった」と当時の様子を回想。撮影時は「北九州の空を見てその空気を呼吸しながら芝居をやると、自分が何者でもなかった頃に一瞬で戻れる」という心情になったよう。
また、作風になぞらえて「人生のターニングポイント」を聞かれると「15、6歳の時に福岡の地元で、博多を舞台にした作品のオーディションがあって、新聞で主役の男の子が発表されたときに『北九州出身の光石研君です』と紹介されていて、『なんで北九州の人間が博多の映画に受かっているんだ!』って。これに驚いたのが人生のターニングポイントです」と場を沸かせた。北九州が舞台の今作が意趣返しになったと胸を張った。
舞台あいさつにはそのほか、吉本実憂、工藤遥、坂井真紀、二ノ宮隆太郎監督が出席した。
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2023/05/17