好青年から“ヤバイ奴”まで幅広い役柄を演じ、今やドラマ・映画に欠かせない存在になった磯村勇斗。静岡県沼津市出身の彼が、静岡で開催中の『生誕50周年記念 THE仮面ライダー展』のアンバサダーとして錦を飾った。『仮面ライダーゴースト』(2015年10月〜16年9月)に、仮面ライダーネクロムに変身するアラン役でレギュラー出演。「俳優をやっていくために必要なことの全てを教えてもらった」という「仮面ライダー」の魅力や思いが詰まった展覧会の会場で原点を振り返った。 「父親の影響で子どもの頃から洋画をよく観ていて、映画の世界に漠然と憧れていた」という磯村は、中学生の頃に短編映画を制作したことを機に俳優を志す。大学進学とともに上京。アルバイトをしながら小劇場の舞台に立つ下積みを経て、「反対していた両親をようやく安心させるきっかけになった作品」が、『仮面ライダーゴースト』だった。磯村が演じるアラン(仮面ライダーネクロム)は、放送中から注目を集め、のちにスピンオフ作品『仮面ライダーゴースト アラン英雄伝』が制作されるに至る。
2023/05/04