俳優の黒木華と佐藤浩市が5日、東京・テアトル新宿にて開催された映画『せかいのおきく』の舞台あいさつに参加。共演の池松壮亮、寛一郎らとトークを行った。 同作は、江戸時代の“循環型社会”を背景とし、貧しい時代にたくましく生きる庶民の姿を通じて、人と人のぬくもりを描く時代劇で、寺子屋で子どもたちに読み書きを教えている主人公・おきく(黒木)がある雨の日、厠(寺所有の公衆便所)のひさしの下で雨宿りをしていた紙屑拾いの中次(寛一郎)と、下肥買いの矢亮(池松)に出会うという物語。阪本順治監督がオリジナル脚本で初のモノクロ映画に挑戦した意欲作であり、この日は28日の全国公開に先駆けて完成披露試写会が行われた。
2023/04/05