俳優の犬飼貴丈(28)、飯島寛騎(26)が29日、都内で行われたBS-TBSのドラマ『僕らの食卓』の制作発表記者会見に参加した。 都内のホテルで行われた会見。犬飼は「このドラマが少しでも多くの方に届くように、たくさんしゃべらせていただこうと思っています」と意気込み、飯島も「スゴくステキないい作品。ぜひ、皆さんに伝わればいいなと思います」とあいさつした。その後に、格式高い机とイスに座った2人。犬飼は「何かしたみたいになってる(笑)」と“謝罪会見風”となったことに苦笑いし、飯島も「何も悪いことはしてないです」と当意即妙に応じると、会場には笑いが広がっていた。 犬飼は「5年ぶりに共演させていただいた。その時は同じシーンが、あまりなかった。実質、一緒に芝居させていただくのが初めての状態だったんですけど、プライベートでも何度かご飯に行った友だちという仲。現場に入るのに、『はじめまして』から入らなかった分、スゴくスムーズにスーッと入れた」と振り返る。飯島も「僕も同じ意見。久しぶりだったので、スゴくワクワクが強かった。実際に現場に入って、とても楽しかったです。彼は地元が徳島で、今回は徳島でオールロケをやらせていただいた。地元ならではのいいところを教えてくれたので、僕らは助けられた」と話していた。 同ドラマは、雑誌「RuTiLe(ルチル)」(幻冬舎コミックス)で連載され、2017年に単行本が刊行された三田織氏の『僕らの食卓』の実写化。食事を通して人と人とのつながりを描くハートフルドラマで、家族と疎遠で人と食事をするのが苦手な会社員の穂積豊(犬飼)は、ある日、公園で年の離れた兄弟・上田穣(飯島)と種(前山くうが)に出会い、なぜか「おにぎりの作り方」を教えることに。それ以来、一緒に食卓を囲み食事をすることが増える豊たち。やがて、家族のような存在となり、豊と穣の距離も次第に縮まっていく…。