競泳の池江璃花子(22)が4月1日から横浜ゴムとパートナーシップを締結し、所属選手として新社会人をスタートさせる。6日には都内で横浜ゴム所属発表会が開催され、池江が出席した。 池江はリクルートスーツで登場。春らしいカラーのスーツは「初めて自分で選んで、初めて作ったスーツです」と明かすと「一目惚れでした」とにっこり。4月から広報室に所属するという。初めての名刺交換も行われた。マナー講師から「名刺を名刺入れの上に置いて」「2人の距離は肩から肩が100センチから120センチ」と細かな作法を指導された。 いざ実践のタイミングになったが、「はじめまして」や会社名を言い忘れるなど初めての名刺交換に四苦八苦。次第に笑顔も引きつるようになってしまうなど大苦戦だった。なんとか名刺交換を終えると池江は「かみかみで申し訳なかった…」と苦笑いを浮かべていた。最後は笑顔で名刺交換をできたこともあり、マナー講師からは「にこやかで感じがいいし、さすが世界の池江さん。慣れるまで大変だと思いますが頑張ってください!」と激励されていた。 池江は、2000年東京都江戸川区生まれ、22歳、171センチ。水中出産で産まれ、3歳から水泳を始める。5歳の時には自由形、背泳ぎ、バタフライ、平泳ぎの4泳法すべてで50メートルを泳げるようになり、2014年3月の第36回全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会(13〜14歳区分)では、50メートル、100メートル自由形で短水路中学記録を更新して優勝。50メートルバタフライでも優勝を飾った。2014年の第90回日本選手権水泳競技大会では、50メートル、100メートル自由形、50メートルバタフライに出場。すべての種目で中学生として唯一決勝に進んだ。