俳優の伊藤健太郎、阪本順治監督が3日、都内で行われた映画『冬薔薇(ふゆそうび)』の初日舞台あいさつに出席。2年ぶりの出演映画が封切りを迎え、伊藤は「きょうという日を迎えられたこと、とてもうれしく思います」と感無量の表情を浮かべた。
阪本監督が伊藤をイメージして当て書きしたという本作は、ある港町が舞台。専門学校にも行かず、ダラダラと生きる渡口淳(伊藤)。両親は埋立て用の土砂をガット船と呼ばれる船で運ぶ海運業を営むが、時代とともに仕事も減り、後継者不足に頭を悩ませながらもなんとか日々をやり過ごしていた。淳はそんな両親の仕事に興味も示さず、親子の会話もほとんどない。そんな折、淳の仲間が何者かに襲われる事件が起きる。そこに浮かび上がった犯人像は思いも寄らない人物のものだった。
駆けつけた観客から万雷の拍手を浴びた伊藤は「きのうの夜は、すごくドキドキしていました。どういうふうに皆さまに届くのかなって。初日ってこんなにも愛おしいものだと改めて感じました」としみじみ。ひと足早く両親も鑑賞したといい「少しは恩返しできたかな」とほほ笑んだ。
舞台あいさつのラストでは、伊藤が「この映画で監督にはどん底から救っていただきました」と切り出し、阪本監督へ花束をプレゼントし、感謝の気持ちをつづった手紙を朗読した。
伊藤からのサプライズに「ちょっとヤバいですよね…」と感激した阪本監督は「一方的に感謝された形ですけど、僕も伊藤健太郎との仕事がなければ、このような脚本、物語は一生書いてない。この物語をつづらせてくれた伊藤くんに感謝です」と返答。この言葉を受けた伊藤は、こぼれる涙を抑えきれずに「本当にうれしいです」と声を振り絞っていた。
阪本監督が伊藤をイメージして当て書きしたという本作は、ある港町が舞台。専門学校にも行かず、ダラダラと生きる渡口淳(伊藤)。両親は埋立て用の土砂をガット船と呼ばれる船で運ぶ海運業を営むが、時代とともに仕事も減り、後継者不足に頭を悩ませながらもなんとか日々をやり過ごしていた。淳はそんな両親の仕事に興味も示さず、親子の会話もほとんどない。そんな折、淳の仲間が何者かに襲われる事件が起きる。そこに浮かび上がった犯人像は思いも寄らない人物のものだった。
駆けつけた観客から万雷の拍手を浴びた伊藤は「きのうの夜は、すごくドキドキしていました。どういうふうに皆さまに届くのかなって。初日ってこんなにも愛おしいものだと改めて感じました」としみじみ。ひと足早く両親も鑑賞したといい「少しは恩返しできたかな」とほほ笑んだ。
舞台あいさつのラストでは、伊藤が「この映画で監督にはどん底から救っていただきました」と切り出し、阪本監督へ花束をプレゼントし、感謝の気持ちをつづった手紙を朗読した。
伊藤からのサプライズに「ちょっとヤバいですよね…」と感激した阪本監督は「一方的に感謝された形ですけど、僕も伊藤健太郎との仕事がなければ、このような脚本、物語は一生書いてない。この物語をつづらせてくれた伊藤くんに感謝です」と返答。この言葉を受けた伊藤は、こぼれる涙を抑えきれずに「本当にうれしいです」と声を振り絞っていた。
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2022/06/03