俳優の小林聡美、斎藤汰鷹、松重豊、ベンガル、平山秀幸監督が18日、都内で行われた映画『ツユクサ』（29日公開）完成披露プレミアイベントに登場した。

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　物語の内容にちなみ「最近起きた奇跡の出来事」を聞かれた松重は「新幹線で僕が座る席に、リーゼントをした人がいて『声をかけるのも嫌だな〜』と思ったのですが、マスク姿でも『なんか見たことがあるな？』と思ったら、芸人のみやぞんさんでした」と告白。

　そして、席の移動をお願いするため声を掛けたそうで「僕の顔を見て、パッ！と立ち上がって『お久しぶりです、どうも！　これからお仕事ですか？』『会えてよかったです』と下がって行った」と話した。

　松重自身はみやぞんと初対面だと思っていたことから「芸人さんはそういう教育をされているのかなと思って。初めて会った方でも『お久しぶりです！』と伝えることとか…」と笑いを誘いつつも、実は初対面ではなかったことが判明したという。

　「もしかして、（みやぞんの）昔の記憶力がよくて…。一応、（みやぞんのことを）調べたら、芸人さんをやる前にあるドラマのエキストラの野球部員として出演していたことがWiki（pedia）に書いてあって…、その野球部の監督を僕がやっていたんですよ！　『あっ、その時のことを言っているのか！』と思って（新幹線の中を）探したのですが、もういませんでした。結構、奇跡でした」と驚いていた。

　本作は、小林演じる過去を抱えながらも「今」を生きる主人公・五十嵐芙美（いがらし・ふみ）に、これから訪れるであろう幸せや希望を爽やかに映し出した“大人のおとぎ話”。安倍照雄によるオリジナル脚本を、『愛を乞うひと』『閉鎖病棟-それぞれの朝-』など、さまざまな視点から人生を描いてきた平山秀幸監督が映画化。旧知の仲である平山と安倍が10年以上あたため続けてきた人生賛歌の物語となっている。