俳優の間宮祥太朗（28）が主演を務めるフジテレビ系“水10”ドラマ『ナンバMG5』（4月13日スタート 毎週水曜　後10：00）。このほど行われた“プチ囲み取材”に出席した間宮が、本作の魅力や共演陣の印象などを語ってくれた。

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　原作は小沢としお氏の『ナンバMG5』＆『ナンバデッドエンド』（秋田書店）。今までのヤンキードラマとは違い、筋金入りのヤンキー一家「難破（なんば）家」の次男・剛（つよし／間宮）が、実は「ヤンキーをやめたい」「普通の高校生になりたい」と、家族に内緒で健全な高校に入学するという＜高校“逆”デビュー＞物語。

　ほか、主人公・剛の相棒的な存在となるクールなイケメンヤンキー・直樹を神尾楓珠、ヒロインの藤田深雪を森川葵、ある出来事をきっかけに剛の親友になる大丸大助を森本慎太郎、剛の兄・猛を満島真之介、父・勝を宇梶剛士、母・ナオミを鈴木紗理奈、妹・吟子を原菜乃華が演じる。

　間宮は、台本を読んだ感想を問われ、「ひとりの学生がアイデンティティを見つけていく話でもありますが、ヒーローものの側面もあると感じました。特攻服に着替えてトラブルを解決したり、巻き込まれたり…。特攻服を着たときのヒーロー感、かっこよさを意識して演じたいです」と意気込む。

　間宮が演じる剛は、実年齢よりひと回り下の高校1年生だが、高校生役を演じることを聞かれると「あまり高校1年生だからと意識するとわざとらしくなってしまうので、あくまでファンタジーとしての部分も必要だと思います。例えば『今日から俺は!!』のように、30歳くらいの年齢で高校生役をやっている作品もあるので、それを超越して楽しめる作品にできればいいかなと思います」と気負いなく、おもしろいエンターテインメント作品を届けることを意識する。

　個性豊かな共演陣については「男性キャストの顔が濃いですよね」と笑い、「すごく特濃な感じで、迫力があっていいと思います。神尾くんとはがっつり共演するのは初めてで、相棒のようになっていくので、それを作っていけたら」と期待を寄せる。

　続けて「宇梶さんはこれ以上ない伝説の男で迫力もある、満島真之介くんはすごく久しぶりです。かっこいいし硬派な兄貴が似合うと思いますし、真之介くんの優しい部分が出る気がします。森本くんははじめましてになると思いますが、（『ファイトソング』で共演した）菊池風磨から『めちゃくちゃおもしろいから仲良くなれる』と聞いています」と共演を楽しみにする。

　ヒロインを務める森川とは「久しぶりの共演です。前向きに自分のかわいさをアピールしてくる変わったヒロインですが、森川さんがチャーミングに演じると思うので、それも楽しみですね」とふたりがどのような関係性を築くのかも注目だ。

　また、前述の『ファイトソング』のほか、映画『東京リベンジャーズ』への出演。7月8日には島崎藤村の名作を60年ぶりに映画化した『破戒』で主演を務めるなど、多忙の中でも充実した日々を送る間宮に俳優生活の手応えを聞いた。

　「いろんな作品をやらせていただき、ありがたいことに（ファンの）阪神タイガースの仕事が増えました。こんなことが自分に起こるとは思っていなかったので幸せなこと」と笑顔を見せる。さまざまな役柄に挑戦し続ける間宮が、今作でどのような一面を見せてくれるのか、初回の放送を楽しみに待ちたい。