ドラマ&映画 カテゴリ
ORICON NEWS

柳楽優弥、書家・紫舟の生パフォーマンスに感激「圧倒されました」

 俳優の柳楽優弥が13日、東京・両国の江戸東京博物館で行われた映画『HOKUSAI』(28日公開)のトークイベントに出席。一年の公開延期を経て、封切りを迎える本作。江戸時代後期の浮世絵師・葛飾北斎を演じた柳楽は「やっぱり今まで経験したことのない延期。こういう時代に『HOKUSAI』という映画の持つ力強さだったり、葛飾北斎の生き方、エネルギーが皆さんに伝わったらいいなと思います」と感慨深げに語った。

(左から)紫舟、柳楽優弥、田中泯 (C)ORICON NewS inc.

(左から)紫舟、柳楽優弥、田中泯 (C)ORICON NewS inc.

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 九十年の生涯で描いた作品は3万点以上、代表作「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」は、新千円札のデザインやパスポートに採用されるなど、今なお愛され続けている葛飾北斎。ゴッホ、モネなど名だたる印象派アーティストたちにも大きな影響を与え、米「LIFE」誌の“この 1000年で偉大な功績を残した100人”に選ばれた唯一の日本人でもある。

 イベント前には、同所に展示されている北斎の作品を鑑賞したという。柳楽は「これだけ名作が集結していて、それも本物ばかりで圧倒されました。一つの作品を描く上でもものすごいプロセスがあって、いろいろな人が関わって仕上がってると思います。そういう傑作を目にして、エネルギー、パワーをもらいました」としみじみ話した。

 トークセッション後には、書家・紫舟がゲスト出演し、生パフォーマンスで作品を描き上げた。「この映画を見て、とても生きる力、もう一回立ち上がってみようという思いを感じました」という紫舟は「生き抜け」というキーワードを添えて、力強い作品を披露した。

 その様子を固唾を呑んで見届けた柳楽は「本当に圧倒されました。『生き抜け』と言う言葉は、この時代にすごく響きますし、生命力を感じています」と絶賛。北斎の老年期を演じた田中泯も「いや〜、いいですね」と感嘆の声を漏らしていた。

 本作は、北斎自身に関する資料がほとんど残されていない中、現存する関連資料や史実、作品が生まれた年代などをつなぎ合わせ、同時代に生きた人々との関わりの中でいかに才能を開花させ、「冨嶽三十六景 」などの傑作を生み出し、人生を全うしたのかを浮かび上がらせるオリジナル・ストーリー。今までほとんど語られる事のなかった青年時代の北斎も描かれる。

YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」

関連写真

  • (左から)紫舟、柳楽優弥、田中泯 (C)ORICON NewS inc.
  • 書家・紫舟がライブパフォーマンス (C)ORICON NewS inc.
  • ライブパフォーマンスを行った書家・紫舟=映画『HOKUSAI』のトークイベント (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『HOKUSAI』のトークイベントに出席した(左から)紫舟、柳楽優弥 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『HOKUSAI』のトークイベントに出席した柳楽優弥 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『HOKUSAI』のトークイベントに出席した田中泯 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『HOKUSAI』のトークイベントに出席した紫舟 (C)ORICON NewS inc.

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

>

メニューを閉じる

 を検索