ウィリアム・シェイクスピア原作、2011年に日本オリジナル版として誕生したミュージカル『ロミオ&ジュリエット』<日本オリジナルバージョン>の初演から10周年の今年、新キャストで2年ぶりに上演されることが決まった。 仇同士の家に生まれながら運命的な恋に落ち、争いの終結を願いながら、ひたむきに互いを愛したロミオとジュリエット。言わずと知れたシェイクスピアの名作に、本ミュージカルでは、“ティボルトの従妹ジュリエットへの密かな恋情”“ロミオに恋人の死をベンヴォーリオが伝える”といったオリジナルの設定を加え、登場人物の葛藤をより繊細に描き出す。特に全編を通じて登場する“死のダンサー”の存在感は強烈で、これによって愛と死、破壊と再創造といった哲学的テーマを表出させた点も、大きな特長。
2021/02/25