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西田敏行、21歳・モトーラ世理奈を絶賛「人生3周くらいしたキャリアを感じる」

 俳優の西田敏行と女優のモトーラ世理奈が26日、都内で行なわれた映画『風の電話』(2020年1月24日公開)の完成披露試写会に登壇。同作で主演を務めたモトーラについて、西田は「21歳にしては、人生を3周くらい回っているキャリアを感じる。すごい表現者が出てきたなと思いました」と絶賛した。

モトーラ世理奈を絶賛した西田敏行 (C)ORICON NewS inc.

モトーラ世理奈を絶賛した西田敏行 (C)ORICON NewS inc.

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 西田は「私もキャリア50年くらいありますけど、こんなに遠望している女優さん、真実を見つめる目力を持った方と出会ったのは初めて。見透かされる恐怖と喜びがあって、不思議な体験をしました。これからどう大きくなっていくか、もっともっといろんな作品を見てみたくなった」と、さらに賛辞を送った。

 モトーラとの共演シーンが多かった西島秀俊も「僕なんかは、カメラの前にいると何か自分でないことをしてしまったり、何かをしなくてはと考えてしまう。モトーラさんは、自分が感じていることを言葉にする方で稀有な女優さんだと思います」とポテンシャルを高く評価。

 対するモトーラは、西田との共演シーンについて聞かれると言葉につまり、西田は「(観客に対し)しばらくお待ちくださいね」と助け舟。それでも言葉が出てこないため「楽しかった?」とアシストを続けると、モトーラは「すごく楽しかったです」と言葉を振り絞って、西田に感謝していた。

 17歳の高校生・ハル(モトーラ)は、東日本大震災で家族を失い、広島に住む伯母の家に身を寄せる。ある日、伯母が倒れ不安にかられたハルは、故郷の岩手県・大槌町に向かう。故郷に向かう道中で、公平(三浦友和)、森尾(西島)、今田(西田)らと出会い、大槌町に実在し「天国につながる電話」として知られる“風の電話”へと歩みを進めていく。

 自身も福島県出身で、福島県民の役を演じた西田は「原発の事故は福島県民にとって大きな心の痛みになっている。原発事故は見過ごしてはいけない。福島に来たら原発について語らないといけないと思い、あえて一生懸命話させていただきました」と熱弁していた。

 この日は、三浦、諏訪敦彦監督も出席した。

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  • モトーラ世理奈を絶賛した西田敏行 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『風の電話』の完成披露試写会に登壇した(左から)西田敏行、三浦友和、モトーラ世理奈、西島秀俊、諏訪敦彦監督 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『風の電話』の完成披露試写会に登壇した三浦友和 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『風の電話』の完成披露試写会に登壇した諏訪敦彦監督 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『風の電話』の完成披露試写会に登壇した西島秀俊 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『風の電話』の完成披露試写会に登壇したモトーラ世理奈 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『風の電話』の完成披露試写会に登壇したモトーラ世理奈 (C)ORICON NewS inc.

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