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シリアスな撮影現場をなごませた松重豊の『孤独のグルメ』現象

 WOWOW『連続ドラマW 悪党〜加害者追跡調査〜』の完成披露試写会が25日、都内の劇場で行われ、主演の東出昌大松重豊新川優愛青柳翔瀬々敬久監督が舞台あいさつを行った。犯罪ドラマということもあり、「現場がシリアスだっただけに、かたい話ばかりですみません」と東出が恐縮した中で、鉄板の笑いを誘っていたのが松重の『孤独のグルメ』ネタだった。

松重豊=『連続ドラマW 悪党〜加害者追跡調査〜』完成披露試写会 (C)ORICON NewS inc.

松重豊=『連続ドラマW 悪党〜加害者追跡調査〜』完成披露試写会 (C)ORICON NewS inc.

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 本作が連続ドラマ初主演となった東出は、姉を殺されたトラウマをかかえる元刑事の探偵・佐伯修一、松重はその探偵事務所の所長・小暮正人をそれぞれ演じていることから、「もし、探偵に調査を依頼するなら?」という話題に。松重は「おいしい店を教えてもらおうかな。それくらいしか浮かばないんですけれど。おいしいパフェの店とか。探偵に金を払って調べてもらうほどのことでもないか」とコメント。

 これに東出が「スタンバイ部屋で松重さんが差し入れのお菓子を食べながら『これ、おいしいな』とつぶやいたのを、板谷(由夏)さんと聞いていて、『おっ、いまの!』って顔を見合わせてしまって。まさしく“孤独”のソレで。別日に篠原(ゆき子)さんも松重さんの『おいしい』というのを聞いて、うわぁぁっという顔をされていて、わかるよ、気持ちわかるよ、ってやりとりがありました」と楽しげに語り、今日イチの盛り上がり。

 松重は「現場においしい差し入れがないか、ってことしか考えてないんだな」と照れくささそうに笑っていた。

 そんな松重をヒヤヒヤさせたのが瀬々監督。同ドラマは、犯罪加害者の現在の状況を調査することになった探偵たちが、自らの過去と忘れることのできない犯罪のその後に向き合い、葛藤するさまを描いたもの。

 松重が「この人は、いい人だろうか、悪い人だろうか、と単純に考えていると、小さな解釈でしか成り立たない。善人に見えるけどダークな一面もある。(瀬々監督は)人間、誰しもが持っているダークサイドをえぐっていく(演出をする)ので、果たしてこの人はどういう人なんだろうか、というのはお客さんに考えてもらえばいいと思って。現場では何も考えずに監督の指示通りに動いている。ほかの人が見てどう見えるか。演技としてはそれでいいと思う」と、瀬々監督の現場は「刺激的」とほめたつもりが、本人からまさかの疑いの目が向けられることに。

 「本当にそんなこと思っているのか、と。おいしいそうに食っているが本当においしいのか、と。某番組のことですが」と、言い出した瀬々監督に、松重は「また、失礼なこと言うなぁ、もう。本当に悪党になりますよ」とクレーム。「監督もこう見えて、すばらしいのか、インチキなのかわからない。このドラマも一筋縄ではいかない登場人物がたくさん出てきて、そういう人たちが織りなすドラマは見応えあると思いますね」と作品をアピールにつなげていた。

関連写真

  • 松重豊=『連続ドラマW 悪党〜加害者追跡調査〜』完成披露試写会 (C)ORICON NewS inc.
  • 『連続ドラマW 悪党〜加害者追跡調査〜』完成披露試写会の模様 (C)ORICON NewS inc.
  • 東出昌大=『連続ドラマW 悪党〜加害者追跡調査〜』完成披露試写会 (C)ORICON NewS inc.
  • 新川優愛=『連続ドラマW 悪党〜加害者追跡調査〜』完成披露試写会 (C)ORICON NewS inc.
  • 青柳翔=『連続ドラマW 悪党〜加害者追跡調査〜』完成披露試写会 (C)ORICON NewS inc.
  • 瀬々敬久監督=『連続ドラマW 悪党〜加害者追跡調査〜』完成披露試写会 (C)ORICON NewS inc.

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