人気アイドルグループ・乃木坂46の高山一実が18日、都内で自身初の小説『トラペジウム』(KADOKAWA)20万部突破記念アメイジングお渡し会を開催した。11月28日の刊行以来、品切れと重版を繰り返し、3ヶ月足らずで20万部を突破。KADOKAWAによると「近年では村上春樹、東野圭吾ら限られた超人気作家、映像化作品など、ごく一部の話題作しかたどり着かない部数」と言われるほどのヒット作となったが「本当にうれしいです。一生のうちに一冊出せるだけでうれしいのに、たくさんの人の手に渡るのがありがたすぎて…」と喜びをかみしめた。 アイドル活動と並行しての執筆となったが「楽屋で書いていたのですが、進みが良くなかったので、外に出てカフェで書いたり、テレビ局の食堂の端っこで書かせていただいたりしていました」と回顧。報道陣から、文学賞を期待する声が上がると「もう、おこがましいです。日本語のプロフェッショナルの方がたくさんいるのを承知で発売したので、自分としては申し訳ないです。本当に本屋さんで、そうそうたる作家さんに囲まれて置いてあるだけでうれしいです」と両手を左右に振りながら謙そんした。
2019/03/18