『機動警察パトレイバー』『攻殻機動隊』などで知られる映画監督の押井守氏が7日、都内で行われた『ILC(国際リニアコライダー)Supporters』活動報告会に出席。「目に見えない現象に時間とお金をかけることに、現代の日本人がどう考えるのか」「五輪やW杯はすぐ終わるけど、ILCの研究施設は何年も続く。どっちにお金を使ったらいいと思う?」と科学の重要性を訴えた。 ILCは、全長30キロメートルから50キロメートルの地下トンネルに建設される大規模研究施設。電子と陽電子の衝突実験を行う計画で、「暗黒物質の正体は?」「宇宙は一つか、無限か?」「5次元やワープはするのか?」など宇宙の謎を解くカギとなる「素粒子」の解明に迫るというもの。
2018/06/07