タレントの高田純次(71)が15日、東京・渋谷のNHKで4月5日からEテレでレギュラー放送がはじまる『世界の哲学者に人生相談』(毎週木曜 後11:00〜11:30)の取材会に出席した。タイトルのとおり、ニーチェ、カント、アラン、サルトル、老子、孔子、西田幾多郎…古今東西の哲学者が、視聴者からのさまざまな悩みに答える知的教養番組。下ネタ好きで「テキトー男」などと称されながらも、ドラマ・バラエティー・散歩番組まで幅広く活躍する高田だが、「どれくらい適当にしたらいいかわからなくなってきている」と、葛藤を語る場面があった。 高田のような適当さを身につけ、そのように振る舞うコツを聞かれ、「以前出した本(2006年『適当論』)から来ていると思うのですが、第三者が適当かそうでないかを決め付けるだけで、僕自身が適当にやってきたことはないんです。ただ、ことばが歩き出しちゃうと、僕もそうしないといけない気がして。トイレに行って水を流さないほうが適当でいいのかな、コンビニに行って立ち読みしていた本をそのまま持って帰ったら…、それは窃盗か。とにかく適当の範囲がだんだんわからなくなってきた」という。
2018/03/15