元SMAPの香取慎吾が25日、都内のホテルで行われた東京スポーツ新聞社主催の『第18回 ビートたけしのエンターテイメント賞』の授賞式に出席した。稲垣吾郎、草なぎ剛と共に「話題賞」を受賞した香取は、審査委員長を務めるビートたけしからイジられまくり、“無表情”に。また、一昨年9月に東スポで「芸能界引退」と報じられたことを振り返りつつ、あらためて「引退しません！」と宣言した。

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　たけしは壇上で賞状を読み上げ、最後に審査委員長として前所属事務所の社長の名前を出すと、香取は苦笑い。その後も暴走を続けると香取は“無表情”を作り、会場は爆笑に包まれた。

　香取は「はじめまして、香取慎吾です」と東スポ関係者らにあいさつ。「『新しい地図』というものを始めて、まだ1年も経っていないんですけど、こんなにステキな賞をいただけてうれしく思っています」とにっこり。続けて「自分が、まさかこの舞台に立つ日が来るとは思ってもいませんでした…」と、自身の引退を報じた因縁の相手である東スポ主催の受賞式に登壇した戸惑いを口にし、笑いを誘った。

　さらに「東スポさんには、すごくお世話になりました。1面を何度も飾らせていただいて…。結構、早い段階で『香取慎吾、引退』って書かれた。このときに引退していたら、この舞台に立つことはできなかったんだなぁ、と思っています。引退しなくてよかったな」とニヤリ。続けて「引退しません！」と高らかに芸能活動継続を宣言し、会場は拍手に包まれた。

　香取のスピーチを見ていた東スポ関係者は「おぉ」と歴史的瞬間に思わず声が。香取も同じ気持ちだったようで「まさか本当に、ここに立つ日が来るとは」と繰り返した。

　現在、映画『クソ野郎と美しき世界』（4月6日公開）の撮影中とあり、最後は「次回は映画大賞の方に参加できたらな、と。きっと、ほかの賞はもらえないと思うので。ここだったら…。ぜひ、よろしくお願いします」とおねだり。「また何かあって話題賞をもらわないようにしたい」と笑顔で降壇した。

■第18回 ビートたけしのエンターテイメント賞
日本芸能大賞：明石家さんま、綾小路きみまろ、島田洋七
日本芸能賞：ブルゾンちえみ、かまいたち、とろサーモン、ゆりやんレトリィバァ
特別賞：葉加瀬太郎
功労賞：小室哲哉、葛西紀明
話題賞：元横綱日馬富士＆貴ノ岩、豊田真由子元衆院議員、元SMAPの稲垣吾郎・香取慎吾、草なぎ剛

■第27回 東京スポーツ映画大賞
作品賞：『アウトレイジ 最終章』
監督賞：北野武監督（『アウトレイジ 最終章』）
主演男優賞：西田敏行、塩見三省（『アウトレイジ 最終章』）
主演女優賞：長澤まさみ（『散歩する侵略者』）
助演男優賞：大杉漣、大森南朋、ピエール瀧、松重豊、金田時男（『アウトレイジ 最終章』）
助演女優賞：広瀬すず、斉藤由貴（『三度目の殺人』）
新人賞：金田時男（『アウトレイジ 最終章』）
外国作品賞：『ラ・ラ・ランド』