全国の書店員が“今いちばん売りたい本”を決める『2017年本屋大賞』(本屋大賞実行委員会主催)発表会が11日、都内で行われ、恩田陸氏(52)の『蜜蜂と遠雷』(幻冬舎)が大賞に選ばれた。第2回の本屋大賞にも輝いていることから、今回が2度目の大賞となり、本屋大賞史上初の快挙となったが「2度目はないと思っていたんですけど、まさかいただけると思っていなかったです」と感慨深げに語った。 同書は、1月に行われた『第156回芥川賞・直木賞(平成28年度下半期)』で直木三十五賞を受賞しており、本屋大賞史上初の“ダブル受賞”となったが、大賞発表を受けて発売された『本の雑誌増刊 本屋大賞2017』(本の雑誌社)の中で、恩田氏は次のようにつづっている。
2017/04/11