女優の芳根京子（20）が10日、都内で開催されたTBS系「日曜劇場」の新ドラマ『小さな巨人』（16日スタート、毎週日曜　後9：00※初回25分拡大）の第1話試先行写会＆制作発表会見に出席した。「警察」という名の巨大組織の中でもがき、奮闘する男たちの戦いを描く作品の中でも、この日の会見でも、紅一点の芳根。「私が演じる人事課の新任職員・三島祐里は視聴者の方に近い存在だと思っているので、女性にも見やすいように私も頑張っていきたいと思っています」と意気込みを語っていた。

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　同ドラマは、俳優の長谷川博己（40）が主演。「未来の捜査一課長間違いなし」と期待されていた主人公・香坂が、取り調べの際にひとつのミスを犯し、出世街道から外れた所轄へ追いやらされてしまうことから始まる物語。事件解決よりも警視庁と所轄の確執や組織内部の戦いを主軸に展開していく。

　所轄の刑事・渡部役で出演する安田顕（43）は、芳根のことを「（ドラマで共演する前に）バラエティーでお会いしているんですが、ちょっとした不思議ちゃんだと思っていた」そうだが、撮影がはじまり、考えを改める出来事があったという。安田によれば「怪物・香川照之さんが、芳根さんに寄り添った芝居をされていた。ほかの人たちは香川さんに引っ張られまくりなのに…。芳根さん、すごいな、と思いました」。

　捜査一課長・小野田役の香川照之（51）は、「男性ばかりのシーンが多いので、安田さんがご指摘されたとおり、紅一点の芳根さんとのシーンは私にとって新鮮で」と、芳根を『ウルトラセブン』のウルトラ警備隊の紅一点・アンヌ隊員に、自身をキリヤマ隊長に例えるほど、興奮していた。

　ドラマの中で勘と理論のどちらが大事か、といったことが語られることにちなんで、直感型か理論型を問われた芳根は「20年間、勘で生きてきました」ときっぱり。「高1で仕事をはじめて、自分から学校を変えようと思った。周りは、まだそんなに仕事があるわけではないし、やめた方がいいと言われたんですが、学校を変えたら仕事が増えたんです」と語り、事実、連続テレビ小説『べっぴんさん』のヒロインを務め上げた“勘の良さ”に共演者も納得の表情を見せていた。

　ほかに、香坂と同じく捜査一課長を目指す刑事・山田役の岡田将生（27）、前捜査一課長・三笠役の春風亭昇太（57）が登壇した。