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前作『嘆きのピエタ』がヴェネチア国際映画祭にて金獅子賞を受賞した鬼才キム・ギドク監督の最新作『メビウス』(12月6日公開)。同作で、息子の男性器を切り取る母と、切り取られた息子に快楽を与える女の一人二役を演じているのが、韓国の演技派女優イ・ウヌ。映画史上最も壮絶なヒューマンドラマといわれる同作に体当りで臨んでいた。 その過激な性描写から本国韓国でも上映制限がされた超問題作(日本での上映もR18+指定)で、特異なふたつの役柄を狂気と妖艶さを巧みに操って演じきり、圧倒的な存在感を放ったイ・ウヌ。今年34歳になる彼女のスクリーンデビューはわずか5年前だが、その演技力が認められ、すでに12本の映画に出演。徹底した役作りでも知られている。

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