お笑いコンビ・ホンジャマカの石塚英彦が9日、東京・六本木のテレビ朝日で、25日スタートの主演ドラマ『刑事110キロ』（毎週木曜　後8：00）の制作発表記者会見に登場した。芸能生活31年目にして初の連ドラ主演を張る石塚は、「難しいセリフは全部（相棒役の）中村俊介さん任せ。ある意味『相棒』を超えているな」とコンビネーションの良さをアピール。さらに「ある意味、恵（俊彰）より合っています。新しい相方だと思っています」と笑わせた。

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　同ドラマは、20年の交番勤務から一転、京都府警の“捜査一課長付き刑事”という異色のポストに抜てきされた新人刑事・花沢太郎が、鋭い洞察力と人間観察力を働かせ、愛用の水筒付きリュックを背に巨体を揺らして京都の街を走り回り、さまざな事件の真相に迫っていく新しい刑事ドラマ。

　撮影は、京都・太秦の撮影所で行っており、全8話のうち4話を撮り終え、ちょうど折り返し地点。石塚は撮影所に入るとすぐにその姿を探すほど中村にゾッコンで、「現場で唯一、波長を合わせくれるのが中村さん。心の安らぎ、中村と書いてオアシスと読んでいます」と満面の笑み。

　中村も「石塚さんと一緒のシーンが多いんですが、ただ楽しいんですよね。会話という会話をしたことがないくらいお互いボケ倒す。突っ込みする方がいないので止まらない。『相棒』と同じくらい素晴らしいコンビネーションです」と満足げだった。

　会場では、石塚の手や顔を石こう取りして制作された等身大の110キロの石像が初披露され、体重計を備えた設置台に石塚が乗るも、リミットの210キロで針が振り切れた。本日より、石像は同局の1階アトリウムに展示され、一緒に写真を撮ったり、110キロ増しの体重を計って遊ぶことができる。4月22日から28日の期間は東京・アーバンドックららぽーと豊洲に出張展示される。

　石塚は「現在、117キロの僕が、110キロの役を演じるのが難しかった。ひざの負担も変わってきますので、気持ち軽やかに演じてみた。かなり自信を持ってみなさんにおすすめできる作品になっています」と汗をかきかきアピールし、シリーズ化も熱望していた。

　会見には、石塚、中村のほかに捜査一課長付きの刑事・権田千夏を演じる星野真里、中村演じる木内光義の妻・菜穂子役の井上和香、ワケありの小鍋屋の店主・白石あかね役の竹下景子、女性として初めて京都府警の捜査一課長に抜てきされた錦織玲子役の高畑淳子が出席した。