女優の倉科カナが8月31日、東京・渋谷のNHK放送センターで主演ドラマ『ヤアになる日〜鳥羽・答志島パラダイス〜』(9月30日、後10:00 BSプレミアム)の記者会見に出席した。独特の文化や風習が根強く残る三重県鳥羽市の離島・答志島の漁師のもとへ嫁ぐ主人公・紗智子を演じた倉科は「いままで結婚したいとか、子供が欲しいとか、一度も思ったことがなかったんですが、自分にとっては先のことだろうけど、遠い未来が楽しみになりました」と心境に変化があったことを明かした。 答志島では、人口およそ2500人が、わずかな平野部分に肩を寄せ合うように暮らしており、島民の付き合いはまるで家族のよう。子どもたちは島の宝と、皆で子どもたちを可愛がり、育てる最たるものとして、戸籍上の兄弟ではない者同士が、終生、兄弟以上の付き合いをする「寝屋子制度」(鳥羽市無形民俗文化財)が今も大切に受け継がれている。
2012/08/31