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青木崇高、“真珠湾”描いた主演ドラマに男泣き

 1941年の真珠湾攻撃で太平洋戦争の捕虜第一号となった男の生き様を実話ベースで描いた土曜ドラマスペシャル『真珠湾からの帰還〜軍神と捕虜第一号〜』(NHK総合)記者会見が8日に都内で行われ、俳優の青木崇高平岳大が出席した。会見前の試写で初めて作品を鑑賞した主人公・酒巻和男を演じた青木は、あいさつのためマイクを渡されるも言葉を出せず、その場にふさぎこみ男泣き。涙を拭いながら「どんな状況でも力強く生きていく力はなによりも尊いものだと感じた。こういう作品に携われたことを嬉しく思います」と語った。

撮影を振り返り涙する青木崇高 (C)ORICON DD inc.

撮影を振り返り涙する青木崇高 (C)ORICON DD inc.

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 「甲標的」という2人乗りの特殊潜航艇の搭乗員に選ばれた酒巻和男少尉(青木)と岩佐直治大尉(平)たちは、5艇の甲標的に乗り込み真珠湾攻撃に参加。しかし全艇帰還せず、ただひとり生き残った酒巻は太平洋戦争における捕虜第一号となった。戦死者を「軍神」と讃える一方で、生きる意味を失くしてしまった酒巻が、自らの運命と向き合い生き抜いてく姿を描く。

 真珠湾攻撃からちょうど70年後の12月8日に行われた会見で2人は、神妙な面持ちで自身の役柄、物語を回顧。平は「いろんなところで戦争のドラマや特集が組まれていますが、このドラマに出たことによって見方が変わった。自分が経験したことのように思えて…」と語り「今の平和はいろんな人の犠牲のもとに成り立っているんだと、改めて教えてくれた作品。感謝しています」と頭を下げた。

 今年上半期をアメリカで過ごしていた青木は、東日本大震災時に感じた自身の感情と劇中で遠く離れた地で日本を思う主人公の気持ちを重ね「日本で大変なことが起こっているのにアメリカにいるという違和感や罪悪感があって、どこにも行けず人にも会えなかった。酒巻さんも日本に帰れるかわからないなかで戦争に参加していた。日本は帰る場所であり祖国なんだと、共通する部分はあったと思う」と真摯に語った。

 土曜ドラマスペシャル『真珠湾からの帰還〜軍神と捕虜第一号〜』は、NHK総合にて12月10日(土)午後9時より放送。

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  • 撮影を振り返り涙する青木崇高 (C)ORICON DD inc.
  • (左から)青木崇高、平岳大 (C)ORICON DD inc.
  • 土曜ドラマスペシャル『真珠湾からの帰還〜軍神と捕虜第一号〜』(NHK総合)の会見に出席した青木崇高 (C)ORICON DD inc.
  • 土曜ドラマスペシャル『真珠湾からの帰還〜軍神と捕虜第一号〜』(NHK総合)の会見に出席した(左から)青木崇高、平岳大 (C)ORICON DD inc.
  • 土曜ドラマスペシャル『真珠湾からの帰還〜軍神と捕虜第一号〜』(NHK総合)の会見に出席した平岳大 (C)ORICON DD inc.

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