ネクストブレイクの注目アーティストがau5Gとコラボ! 渋谷を舞台に須田景凪が挑んだ新たな未来型ライブとは?

米津玄師、ヤバイTシャツ屋さん、WANIMAなど、毎回豪華な出演者が話題となるライブイベントシリーズ「uP!!!NEXT」のVol.18が1月25日に開催された。今回は、10代〜20代に絶大な支持を得ているボカロP出身の注目アーティスト・須田景凪が出演。2020年3月からいよいよ日本でも本格サービス開始となる、5G技術を駆使した最新鋭の演出が見られるということで、潜入してみた。

渋谷の街を5Gでつなぐ新しいライブに

  •  LINE CUBE SHIBUYAではアンコールを含む全10曲を披露。オープニングから「couch」 を初披露。このほかにも5G演出も施された「青嵐」の他「語るに落ちる」がファンの前で初演奏された

    LINE CUBE SHIBUYAではアンコールを含む全10曲を披露。オープニングから「couch」 を初披露。このほかにも5G演出も施された「青嵐」の他「語るに落ちる」がファンの前で初演奏された

 ボカロP<バルーン>こと須田景凪は、JOYSOUND2019年上期カラオケ総合ランキング第3位、2018年には年代別ランキングの、10代部門で米津玄師の「Lemon」を抑え1位を獲得した要注目の音楽クリエイター。1月25日、LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で開催された彼のライブが『uP!!!NEXT 須田景凪〜晩翠〜 powered by au 5G』だ。

『uP!!!』とは、KDDIとぴあが提供するエンタメサービスであり、「uP!!!NEXT」シリーズはこれからの音楽シーンを先駆けるアーティストと、時代に敏感なユーザーを繋ぐ、無料招待型ライブイベント。須田景凪が第18弾となるが、今回はまもなくサービスがスタートする5G技術を駆使し、いくつかの先進的なチャレンジが含まれている。

 ライブの模様の一部をタワーレコード渋谷店向かいの渋谷モディ屋外大型ビジョンへと生中継で一般にも公開。さらに本会場のLINE CUBE SHIBUYAと別会場となるau SHIBUYA MODIとを、5G回線でリンク。別会場の観客が、貸与された5Gスマホを使って、本会場のステージ演出の一部に参加するというインタラクティブ体験を提供した。
  • この日はライブ会場とKDDI直営店「au SHIBUYA MODI」をau 5Gで繋ぎ、5G時代の新型ライブをいち早く体験

    この日はライブ会場とKDDI直営店「au SHIBUYA MODI」をau 5Gで繋ぎ、5G時代の新型ライブをいち早く体験

  • 渋谷モディ屋外大型ビジョンへも生中継

    渋谷モディ屋外大型ビジョンへも生中継

 具体的には、人気曲「青嵐」「MOIL」のパフォーマンスの最中に、別会場の20名ほどの招待客がそれぞれ手にしたスマホを左右や上下に動かすことで、本会場のステージ上のLEDに描画される画像が変化していくというもの。ライブが中継されている別会場では、ほぼリアルタイムでそうした演出を確認しながら楽しむことができる。

「最初は、これってどういうこと? という戸惑いも正直あったのですが、本会場の映像の演出と、自分の動作がリンクしていると気づいて、一気に気分が上がりました。別会場なのに、不思議な一体感みたいなものが味わえました」と、別会場から参加した招待客の女性ファン。低遅延・多数端末の同時接続という5Gの特徴を活用したギミックとなっていた。

「スマホ画面をLEDモニターに向けて左右に振ると、本会場に設置されたLEDモニター内の水の泡がそれに合わせて同時に左右に揺れる演出に。「au SHIBUYA MODI」のファンは「会場との一体感を感じられた!」と喜びの声を上げていた

「スマホ画面をLEDモニターに向けて左右に振ると、本会場に設置されたLEDモニター内の水の泡がそれに合わせて同時に左右に揺れる演出に。「au SHIBUYA MODI」のファンは「会場との一体感を感じられた!」と喜びの声を上げていた

会場にいなくても一緒に盛り上がれる参加感を強化

  • 水田修氏(KDDI株式会社 サービス本部 プロダクト開発1部 プロダクト2グループ マネージャー)

    水田修氏(KDDI株式会社 サービス本部 プロダクト開発1部 プロダクト2グループ マネージャー)

 KDDI水田修氏は、KDDIと渋谷区観光協会、渋谷未来デザインの三者が立ち上げた『渋谷エンタメテック推進プロジェクト』を前身とする『渋谷5Gエンターテイメント推進プロジェクト』(https://shibuya5g.org)の中核メンバー。今回の須田景凪のライブ演出に5Gを実装した仕掛け人のひとりでもある。

「今回は、お客様が動かすスマホのデータを、実際のライブ会場に低遅延で飛ばし、リズムがずれることもなく、すぐにサテライト会場にそれが反映された映像が戻ってきました。具体的には手にした5G端末の加速度センサーのデータを集めてライブ会場へ送信しました。5Gの低遅延性を特に意識して活用した試みです。当然、VRなどで再現できるように、他の会場に各種情報を飛ばすのも5G時代の大事な取り組みのひとつではあるのですが、今回は、本会場にいなくても一緒に盛り上がれる参加感、より体験を強化して楽しんでもらうことがポイントでした」(水田氏)

 離れた会場と本会場という意味では、すでにライブビューイングというエンタメ体験が広く一般化している。そことの最大の違いはどのようなものなのか。

「ライブビューイングでの完全に受動的な楽しみから、もっと別次元に体験価値を上げる、ということです。これは、サテライトだけでなく、ライブ会場のなかに限っても様々な応用が考えられると思います。実際には、録音録画の問題もあって、ライブ会場でスマホを活用するにはハードルが高い。ならば、たとえばスマートウォッチなどを経由して、お客様の心拍数などのバイタルを感知し、それを演出に反映するといったことも可能になるかもしれません。各種センサーの精度を上げ、会場の気温や湿度を反映するという方法などもある。スマホ自体も進化し続けていますが、そこにあまりこだわりすぎず、柔軟な発想で新しいテクノロジーをエンタテインメントに実装していけたら、と考えています」(水田氏)

ARアプリなどとコラボレーションした企画も実施

  • 『Audio Scape by au × 須田景凪』 渋谷の街と連動した音楽サービス「Audio Scape by au」を活用して、須田景凪とコラボレーション。渋谷の対象エリアを訪れ、「Audio Scape by au」を起動すると、1月24日に配信開始されたばかりの新曲「はるどなり」が流れ出す(実施期間:1月31日まで)

    『Audio Scape by au × 須田景凪』 渋谷の街と連動した音楽サービス「Audio Scape by au」を活用して、須田景凪とコラボレーション。渋谷の対象エリアを訪れ、「Audio Scape by au」を起動すると、1月24日に配信開始されたばかりの新曲「はるどなり」が流れ出す(実施期間:1月31日まで)

  • 『INVISIBLE ART IN PUBLIC by au × 須田景凪』 今回はARアート体験できるアプリ「STYLY」とのコラボも。専用マーカーをスキャンすると目の前に須田景凪のスペシャルARコンテンツが出現(実施期間:1月31日まで)

    『INVISIBLE ART IN PUBLIC by au × 須田景凪』 今回はARアート体験できるアプリ「STYLY」とのコラボも。専用マーカーをスキャンすると目の前に須田景凪のスペシャルARコンテンツが出現(実施期間:1月31日まで)

『uP!!!NEXT』ライブと連動して、渋谷の対象エリアを訪れると、須田景凪の新譜や楽曲を聴くことができる<音のAR技術>を使った『Audio Scape by au × 須田景凪』も実施中。専用サイトにアクセスすると、位置情報から音楽を自動で選曲するもので、今回は対象エリアで起動すると1月期ドラマ主題歌でもある「はるどなり」(フジテレビ系ドラマ『アライブ がん専門医のカルテ』主題歌)が端末から流れ出す。

 また、ARアートを体験できるアプリ「STYLY」を使って、渋谷の数ヶ所に設定された専用マーカーをスキャンすると、須田景凪のミュージックビデオが楽しめる『INVISIBLE ART IN PUBLIC by au × 須田景凪』という仕掛けも。

「スマホのなかだけで完結するのではなく、外部の環境や情報とつながっていくことで、ARがより体験として楽しめるのではないかと考えています。自宅でやるのではなく、渋谷の街でAR体験するからこそ意味がある。体験の現場、という意味ではライブとも共通するものだと思います。参加することで、エンタメの現場がよりおもしろくなる、そのための仕掛けをどんどん開発していきたい」

 なお、『Audio Scape by au × 須田景凪』『INVISIBLE ART IN PUBLIC by au × 須田景凪』ともに、1月31日(金)まで展開中。

須田景凪オフィシャルホームページ https://www.tabloid0120.com/
渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト https://shibuya5g.org/

●須田景凪プロフィール
2013年より“バルーン”名義でニコニコ動画にてボカロPとしての活動を開始。
代表曲「シャルル」は自身によるセルフカバーバージョンと合わせ、YouTubeでの再生数は現在までに約7000万回を記録しており、JOYSOUND の 2017 年発売曲年間カラオケ総合ランキングは1位、2017&2018年&2019年の年代別カラオケランキング・10代部門では3年連続1位を獲得し、現代の若者にとっての時代を象徴するヒットソングとなっている。2017年10月から自身の声で楽曲を歌う“須田景凪”として活動を開始し、2019年8月に2nd EP「porte」をリリース。2020年1月24日には、フジテレビ系にて放送中のドラマ「木曜劇場『アライブ がん専門医のカルテ』」の主題歌「はるどなり」をデジタルシングルとして配信中。

Sponsored by KDDI

提供元: コンフィデンス

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