【Creators Search】スピッツやいきものがかり、KEYTALKら手がける小名川高弘 生楽器を活かした音楽制作で人気

  • KEYTALK のシングル「BUBBLE - GUM MAGIC」

    KEYTALK のシングル「BUBBLE - GUM MAGIC」

 5/27付週間シングルランキングで7位となったKEYTALKの「BUBBLE - GUM MAGIC」(作詞・作曲/首藤義勝)。ユニバーサルミュージック移籍第1弾シングルとなる本作の表題曲は、高速の4つ打ちとキャッチーなメロディーを武器にバンドシーンを勝ち抜いてきた彼らが、ブラックミュージックの要素を取り入れた新たなグルーヴを提示したダンスチューン。この楽曲のヒットはKEYTALKのキャリアにとっても大きな意味を持つはずだ。

 バンドの新機軸とも言える「BUBBLE-GUM MAGIC」の編曲、プロデュースに関わったのが、小名川高広氏。バンド、シンガー・ソングライターを中心にアレンジ、プロデュースを手がけるクリエイターだ。

 1999年にロックバンド・CHARCOAL FILTERのギタリスト、メインコンポーザーとしてメジャーデビューした小名川氏。亀田誠治氏のプロデュースによる「Brand-New Myself〜僕にできること」(2002年)などがヒットするも、2007年にバンドは解散。その後は、亀田氏が率いる誠屋でプロデュースチームの一員となり、スピッツ、平井堅、JUJU、絢香、いきものがかり、秦 基博といったトップアーティストの制作に携わってきた。特に大原櫻子との関わりは深く、デビュー当初から楽曲のアレンジなどを担当。シングル「泣きたいくらい」(2018年)では作詞作曲を手がけるなど、メイン・プロデューサーとして手腕を発揮している。

 大原、山本彩のバンドマスターを務めるなど、ライブを支えるプレイヤーとしても活躍。さらにチームしゃちほこの音楽ディレクター、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの『ターンナップザストリート』のショー音楽制作を手がけるなど、活動のフィールドを拡大している。生楽器を中心とした音作り、そして、アーティストの個性や方向性を捉えたうえで、新たな要素を加えるプロデュースワークが小名川氏の特徴。また、楽曲やライブを含めた総合的な視点を持っていることも彼の魅力だろう。

提供元: コンフィデンス

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