『警視庁いきもの係』P、横山だいすけの「表情筋」絶賛 “家族で楽しめるドラマ”へのこだわり
“ホンモノ”を映し出す撮影へのこだわり
劇中には20種類以上の動物たちが参加し、毎回“ゲスト主役”なる動物も登場する。彼らの存在が作品の肝となるため「ごまかさずにきちんと撮る」ことにこだわっている。
「第4話(7月30日放送)に登場するスカンクは国内にあまりいないので、ぬいぐるみにするか、いっそシーンごとなくすかという話も出たんです。でも、どうしても本物を出したくて、手を尽くして何とか本物を手配しました。また、ペンギンのように長時間の撮影に疲れてしまう動物は、登場シーンを集中して撮るように配慮を。リアルな姿を映すため、動物たちがリラックスできるよう心がけています」
キャスト踊る“エンディングダンス”にも「動物の動き」を導入
「『My Buddy』はドラマのテーマに沿って作っていただいた曲で、ダンスも動物を意識した動き。エンディングも楽しんでいただくことで、作品を盛り上げたいと思っています」
貸川氏といえば、過去に『すべてがFになる』『無痛〜診える眼〜』等、多数のミステリーを手がけてきた。
「まず先に描きたいテーマがあり、そのアウトプットの形がミステリーだったということが多いんです。例えば『無痛』では、“生きる痛みにどう向き合うか”というテーマ性に魅力を感じ、それがエンタメとして成立する描き方を考えました。ただ、今回の『〜いきもの係』は、どれだけ面白がってもらえるのかということをひたすら追求している作品。個人的には今までにないやり方ですね」
(文:加藤恵)