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渦潮観光船に海上45メートルの遊歩道「鳴門海峡」絶景スポット


徳島県鳴門市沖の鳴門海峡の観光といえば「渦潮」です。とくに毎年、春と秋になると大きな渦潮が頻繁に現れます。さらに干満差が大きい春の「大潮」の時期には、直径30メートルほどの大渦も見ることができます。うずしおクルーズや海上45メートルの遊歩道など、鳴門海峡の渦潮を満喫できる絶景スポットをご紹介致します。

いちばんのおすすめ!うずしお観潮船への乗船

写真:モノホシ ダン

淡路島のうずしお観潮船「咸臨丸」と「日本丸」は、鳴門海峡に面した南あわじ市の福良港から出港します。うずしお観潮船は基本、1日約6便運航されています。乗船時間は約60分です。
なお福良港には、道の駅「福良」があって、観潮船の乗り場のほかに、写真の、ふるさと活性化センターなないろ館や、国指定の重要無形民俗文化財である淡路人形浄瑠璃の劇場、足湯施設などがあって賑やかです。

写真:モノホシ ダン

うずしおクルーズに就航している2隻の観潮船の1隻「咸臨丸」は、2021年(令和3年)3月13日の運航から新造船に置き換えられました。船名は現行の船と同じ「咸臨丸」です。
咸臨丸は、幕末に徳川幕府がオランダに建造させた蒸気帆船で、2021年は咸臨丸が、北海道の木古内町サラキ岬沖で没してから150年の節目の年になります。
新造船「咸臨丸」は、船の最下層に様々なデジタルアトラクションが設置されました。淡路島の名所をドローン映像で投影する床壁連続の大迫力のスクリーン「あわじスカイビュー」や、鳴門海峡に生息する魚が泳いでいるデジタルアクアリウムなどが楽しめます。
その他にも、貴賓室や多目的トイレの設置、キッズルーム・授乳室の設置など様々な立場、環境の方が快適に過ごせるようになっています

写真:モノホシ ダン

うずしおクルーズのもう1隻の観潮船が「日本丸」です。モデルになったのは、1984年(昭和59年)に竣工した航海練習船の2代目、日本丸です。日本丸は、繁忙期に臨時便として使われています。
なお、咸臨丸との海上でのすれ違い時には、観光シーズンの訪れを喜び合うかのように互いに汽笛を鳴らします。
渦潮は、春と秋の大潮時はとくに見頃ですが、いつも観察できるものではありません。渦潮の期待できる出航時間カレンダーは、関連MEMOでご確認ください。

鳴門海峡のもうひとつの主役「大鳴門橋」

写真:モノホシ ダン

うずしお観潮船が福良港を出港すると、すぐ右手に見えてくるのが「煙島」です。源平合戦の一ノ谷の戦いで戦死した平敦盛の遺骸を荼毘に付したといわれる場所で、禁足地となっています。名前の由来は、敦盛の首級を火葬にした際に、島から煙が立ち上ったことによります。

写真:モノホシ ダン

出港して約20分ほどすると、船の進行方向の右手に「大鳴門橋」が姿を現します。大鳴門橋は、約9年の歳月をかけて、1985年(昭和60年)に開通。兵庫県の南あわじ市と徳島県の鳴門市の鳴門海峡の最狭部を結ぶ、全長1629メートルの吊り橋です。主塔の高さは、約144メートル、桁下高は大型船が自由に航行できるように41メートルあります。

写真:モノホシ ダン

大鳴門橋の橋脚は、渦潮への影響を最小限に抑えるために、多柱基礎構造となっています。橋は、瀬戸大橋と同じように上下2層式となっていて上層が、片側3車線の道路(現在は片側2車線のみを使用)、下層が鉄道(新幹線も可能)用。
しかし、接続する本四架橋ルートの明石海峡大橋が道路単独橋として建設されたため、下層の鉄道部分はスペースが空いた状態になり、現在は、徳島県の鳴門市側から橋脚付近まで「大鳴門橋遊歩道 渦の道」という渦潮を俯瞰することのできる遊歩道などが設置されています。

春と秋は大迫力の「渦潮の旬」

写真:モノホシ ダン

観潮船は、大鳴門橋直下付近で約20分間、滞在し、豪快な渦潮を楽しませてくれます。有名な鳴門海峡の渦潮は、太平洋と瀬戸内海の潮の干満によって潮流の向きが、約6時間ごとに変化し、その落差約2メートルを移動する際の、潮流の境目に発生します。また海底の地形が複雑なため、上下にも大小さまざまな渦が生じます。

写真:モノホシ ダン

春と秋との大潮時には、直径約30メートルに達する大渦が出現することがあります。いくつもの渦が秒単位で現れては消える様は圧巻の一言。鳴門海峡の潮流の時速は約20キロメートルにもなり、世界三大潮流のひとつにも数えられています。ちなみに、あとの二つはイタリア・シチリア島のメッシーナ海峡と、カナダのセイモア海峡です。
写真の島は飛島(とびしま)で、島周辺は海峡のため潮流が激しく、昔から海の難所として恐れられていました。1983年(昭和58年)に鳴門飛島灯台が設置され、鳴門海峡を行き交う船の安全を見守っています。

写真:モノホシ ダン

鳴門海峡では渦潮に目を奪われがちですが、観潮船が大鳴門橋の真下を通過する際にも注目です。船のマストが、橋桁をかわす様子は、ギリギリのように見えてスリル満点です。
<うずしおクルーズの基本情報>
住所:兵庫県南あわじ市福良港 うずしおドームなないろ館
電話番号:0799-52-0054(ジョイポート南淡路株式会社)
乗船料:大人(中学生以上)2500円、小人(小学生)1000円
乗船時間:約60分
アクセス:神戸淡路鳴門自動車道「淡路島南IC」より福良方面へ約15分 道の駅福良駐車場利用

海上45メートルの遊歩道「大鳴門橋遊歩道 渦の道」

写真:モノホシ ダン

2000年(平成12年)4月にオープンした「大鳴門橋遊歩道 渦の道」は、大鳴門橋架橋の橋桁空間を利用して造られた海上遊歩道です。入口から先端の展望室までの距離は約450メートルで、遊歩道からは風光明媚な鳴門海峡の景色を楽しめます。

写真:モノホシ ダン

また途中100メートルごとに設けられているガラス床からは、45メートル下の海面をのぞき込むことができてスリル満点です。さらに先端の展望室中央には、約1.8平方メートルのガラス床を4枚ずつ2箇所に設けています。

写真:モノホシ ダン

ガラス床からは、海上45メートルの高さから潮の干満にともない発生する渦潮や、激しい潮流を見ることができます。また展望室は、回遊式となっており太平洋側の紀伊水道や、瀬戸内海側の播磨灘などの雄大な景色も望めます。
<大鳴門橋遊歩道 渦の道の基本情報>
住所:徳島県鳴門市鳴門町 鳴門公園内
電話番号:088-683-6262
営業時間:
9:00〜18:00(3月〜9月) ※入場は17:30まで
8:00〜19:00(GWと夏休み期間) ※入場は18:30まで
9:00〜17:00(10月〜2月) ※入場は16:30まで
入場料:大人510円、中高生410円、小学生260円
休館日:3月、6月、9月、12月の第2月曜日
アクセス:神戸淡路鳴門道「鳴門北IC」から約5分 鳴門公園第1駐車場より徒歩約5分

陸上のうずしお展望台「鳴門岬」と「千畳敷展望台」

写真:モノホシ ダン

淡路島の鳴門岬(門崎)は、陸上のうずしお展望台として知られています。そしてここからの眺めは、南淡自然八景に指定されています。さらに、淡路SAにある明石海峡大橋の模型と同様に、こちらにも大鳴門橋の実寸大のケーブル断面模型があります。

写真:モノホシ ダン

うずしお展望台からは、鳴門海峡の絶景が楽しめます。ほかに鳴門岬には、「道の駅うずしお」があって、レストランも併設されています。レストランから眺める大鳴門橋は迫力満点です。
<鳴門岬の基本情報>
住所:兵庫県南あわじ市阿那賀947-22
電話番号:0799-52-1157(道の駅うずしおレストラン)
アクセス:神戸淡路鳴門自動車道「淡路島南IC」から約5分 福良港から車で約20分

写真:モノホシ ダン

ほかに、渦の道のある鳴門公園内の「千畳敷展望台」には、海岸まで続く遊歩道が整備されています。「大鳴門橋遊歩道 渦の道」と合わせて鳴門海峡の大自然を満喫してみてはいかがでしょうか。
<千畳敷展望台の基本情報>
住所:徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦福池 鳴門公園内
アクセス:神戸淡路鳴門道「鳴門北IC」から約5分 鳴門公園駐車場利用

ほかにも訪れてみたい鳴門海峡の絶景スポット

いががでしたか。本文ではご紹介できませんでしたが、鳴門海峡では、まだまだ絶景スポットが目白押しです。
鳴門公園第一駐車場前にある「エスカヒル鳴門」は、観光用エスカレーターを持つ渦潮と大鳴門橋の展望施設。高低差34メートル、全長68メートルを誇る観光用エスカレーターで鳴門公園を一望できる展望台へ。展望台からの眺めは、ロケーション派をも唸らせる超絶景です。
鳴門公園には、ほかにも「お茶園展望台」や「鳴門山展望台」があります。この機会にあわせて訪れてみてはいかがでしょうか?
2021年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
うずしおクルーズ咸臨丸ジョイポート南淡路(外部リンク)
http://www.uzu-shio.com/
北海道・木古内町“サラキ岬”に眠る「咸臨丸」の栄光と悲劇
https://www.travel.co.jp/guide/article/40770/
大鳴門橋遊歩道 渦の道(外部リンク)
https://www.uzunomichi.jp/
道の駅うずしお (外部リンク)
https://eki.uzunokuni.com/
エスカヒル鳴門(外部リンク)
https://www.narutokanko.co.jp/eskahill/

【トラベルjp・ナビゲーター】
モノホシ ダン

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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