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全国の鉄道ファンの聖地!北九州市門司区「九州鉄道記念館」


「九州鉄道記念館」は、JR九州が2003年8月にオープンした鉄道に特化したテーマパークです。かつて国鉄の中心的位置づけであった門鉄が所在した北九州市門司区にあります。車両の展示をはじめ、赤レンガの建物の中にはさまざまなコーナーがあり、鉄道ファンだけでなく一般の人も十分楽しめます。また、鉄道関連施設としては入場料が大人300円と安いのも魅力で、とても満足感のある「九州鉄道記念館」です。

車両展示ゾーンと赤レンガの本館内ゾーンに楽しさがいっぱいの「九州鉄道記念館」

写真:添田 春斗

「九州鉄道記念館」は、JR門司港駅から徒歩3分の位置にあります。約7800平方メートルの敷地に車両展示ゾーンや、明治時代に建てられた赤レンガの本館などがあります。門司港駅が現在の位置に移転する前はここに門司港駅があったということです。そして、鉄道会社本社の一部として赤レンガの建物が使用されていました。

写真:添田 春斗

明治24年に当時の九州鉄道会社の本社として建てられた赤レンガの本館。風格のある魅力的な建物です。メインの入口から車両展示ゾーンを抜けたところに入口があります。

写真:添田 春斗

メインの入口から入場チケット売り場でチケットを買うとすぐに車両展示ゾーンになります。駅のホームを模した長い直線上に九州で活躍した車両が展示されています。最初にどーんと存在感を示しているのが、「キュウロク」の愛称で親しまれている蒸気機関車の「59634号」です。迫力がありますね。その番号から鉄道ファンから「ごくろうさんよ」と呼ばれていました。

車両展示ゾーンには九州で活躍した車両を9台展示

写真:添田 春斗

続いては蒸気機関車の「C591号」。寝台特急「あさかぜ」を始め、急行「雲仙」などに使用されました。この車両は廃車までに地球62周分を走行しているということです。

写真:添田 春斗

次に登場するのは、戦前の代表的な機械式気動車「キハ0741号」です。戦前に製造された同型車で原形を保っているのはこの車両だけです。内部も見学できます。
その他にも、世界初の寝台電車特急「月光」としてデビューした715系「クハネ 5818号」や、14系寝台客車ブルートレインも展示されています。

写真:添田 春斗

昭和33年に登場した電車特急「こだま」型の発展型で、交流・直流の両方で運転できる481系です。この車両は、九州では特急「にちりん」「かもめ」「有明」として使用された「クハ481 603号」です

赤レンガの本館内は楽しいコーナーが盛りだくさん

写真:添田 春斗

車両展示ゾーンを抜けて赤レンガの本館に入ると、すぐ正面にあるのが明治時代から活躍してきた実物の客車です。当時の乗客や車掌、弁当売りなどの光景が人形で再現されています。

写真:添田 春斗

明治の客車は内部も見ることができます。当時は畳の座席だったのですね。レトロな雰囲気が漂っています。一度はこういう列車に乗ってみたかったですね。

写真:添田 春斗

本館の2階には、九州を走った列車のヘッドマークが展示されています。この隣には九州にゆかりの深い「つばめ」のいろんなタイプのヘッドマークも展示されています。

鉄道大パノラマと運転シミュレーターは迫力満点

写真:添田 春斗

本館1階の奥のスペースには「鉄道大パノラマ」があります。ショータイムでは、博多駅、門司港駅から発車したJR九州を代表する列車が九州を一周します。正面の大型モニターから迫力ある映像とナレーションが流れます。
ショーのない時間には、実物のマスコンを活用した運転操作卓でゲージを操作したり、パノラマ内に設置されたCCDカメラからの映像が楽しめます。

写真:添田 春斗

1階の鉄道大パノラマの手前には大人気の「運転シミュレーター」があります。実際に運転の疑似体験ができるコーナーで、休日には行列ができるほどの人気コーナーです。

写真:添田 春斗

設置された料金ボックスに料金を入れて運転台に座ります。811系近郊型電車の運転台に座ると車掌のアナウンスが流れて電車が発車します。運転席の窓はモニターになっており、門司港〜折尾間の実際の路線風景が映し出されます。速度に合わせて風景が流れていきますので、電車の運転を疑似体験できます。モニターが大きく、スピードを上げるとどんどん早くなって外の景色が流れていくためとても迫力があり臨場感があります。1回100円で2区間運転できます。ぜひ一度試してみてください。

本格的なミニ鉄道で子どもも大喜び

写真:添田 春斗

2階には常設展示の他に「企画展示」のコーナーが設置されています。鉄道にちなんだ展示で約2か月ごとに入れ替わります。

写真:添田 春斗

1階にはお土産屋グッズのショップがあります。鉄道にちなんだキーホルダーなどの定番から、ここにしかない鉄道関連のグッズやお土産品が販売されています。列車のイラストや名称の入ったお菓子などはつい買いたくなります。

写真:添田 春斗

本館を出たところに「ミニ鉄道公園」があります。これはミニ鉄道ですが、そこらへんの物とは違います。レール幅450ミリの鉄道で、単線と複線の線路に信号機が置かれ、本格的なシステムを導入して、本物の列車と同じような運行をしている日本ではじめてのミニ鉄道なんです。列車も「つばめ」や「かもめ」など5つのモデル列車があります。1台で3人まで乗れ1回300円ですが、子どもから大人まで楽しめます。

九州鉄道記念館の基本情報

住所:福岡県北九州市門司区清滝2丁目3番29号
電話番号:093-322-1006
開館時間:9:00〜17:00(最終入館16:30まで)
休館日:毎月第2水曜(8月は除く)、※7月は、第2水・木曜
※第2水曜が祝日の場合は、翌日に休館日を振り替え
入館料:大人300円/中学生以下150円/4歳未満無料
アクセス:JR門司港駅から徒歩3分
2017年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
九州鉄道記念館
http://www.k-rhm.jp/

【トラベルjpナビゲーター】
添田 春斗

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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