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SixTONES「こっから」、”強く、熱いエモーションが真っ直ぐに伝わってくる”最強のエールソング

 今年1月に3rdアルバム『声』をリリース。4月には超アグレッシブなHIPHOPチューン「ABARERO」を発表し、初の単独ドーム公演(京セラドーム大阪/東京ドーム)「慣声の法則 in DOME」を開催するなど、活動のレベルを加速度的に上げ続けているSixTONESからニューシングル「こっから」が届けられた。SixTONESの森本慎太郎(南海キャンディーズ・山里亮太役)、King&Princeの橋海人(オードリー・若林正恭役)が主演をつとめるドラマ『だが、情熱はある』主題歌「こっから」を筆頭に、シングル初回盤A・初回盤B・通常盤の全収録曲を紹介しよう。

ガムシャラに進み続ける意思を刻んだリリック「こっから」

 ワウギター、サックスの音色からはじまり、バンドサウンドが加わった瞬間にしなやかで濃密なグルーヴが放たれる「こっから」(作詞・作曲・編曲/SAEKI youthK)。基調になっているのは、生バンド×ブレイクビーツによるミクスチャー・サウンド。80‘sに生まれたこのスタイルを現代的なアッパーチューンに結び付けたセンスの良さにまず耳を奪われる。

 理屈抜きで心と身体を解放してくれるトラックとともに描かれるのは、思い通りにならない現実にぶつかりまくりながら、それでも目標に向かってガムシャラに進み続ける意思を刻んだリリック。メンバー個々の個性を前面に押し出したラップ/ボーカル/ハーモニーが見事に一体となり、“何があっても、こっから始めるんだ”という強く、熱いエモーションが真っ直ぐに伝わってくる。芸人を志す若者をテーマにしたドラマ『だが、情熱はある』とリンクしているのはもちろん、“やりたいこと”があるすべての人を鼓舞する最強のエールソングと言えるだろう。

 MVでは、下町の駄菓子屋、喫茶店、コインランドリー、ボーリング場などでメンバーがマイクリレーを展開。レトロな雰囲気の映像のなかで、メンバーのキャラクターを活かしたパフォーマンスが繰り広げられる。懐かしさを感じる衣装やダンスを含め、SixTONESにとって新機軸となるMVと言えるだろう。

SixTONESの王道スタイルを継ぐロックナンバー「雨」、リスナー待望のメドレーも

初回盤A
「雨」(作詞/山本加津彦 作曲/山本加津彦・福田貴史 編曲/Naoki Itai・福田貴史)

 胸に去来するのは、“君”に対する痛みにも似た想い。愛する人の不在によって生じる悲しみや孤独、もう会えないとわかっていても、どうしても焦がれてしまう感情をリアルに描いたロックナンバーだ。クラシカルな雰囲気をまとったピアノ、強靭なヘビィロックサウンド、ドラマティックな旋律が共存する構成は、デビュー曲「Imitation Rain」からはじまったSixTONESの王道と言えるだろう。
初回盤B
「Medley from「慣声の法則」at 横浜アリーナ (S.I.X 〜 Special Order 〜 フィギュア 〜 RAM-PAM-PAM 〜 WHIP THAT 〜 Outrageous)」

 今年1月に行われたアリーナツアー「慣声の法則」横浜アリーナ公演におけるメドレーを収録。ロック×ヒップホップ×エレクトロが融合した「S.I.X」から“どこまでもぶっ飛んで騒ごうぜ”とばかりに観客を煽るライブアンセム「Outrageous」まで6曲をシームレスにつないだ音源には、SixTONESのライブパフォーマンスのさらなる進化が刻まれている。

官能を振りまくラップ、ラテン系アッパーチューン「FIREWORKS」

通常盤
「FIREWORKS」(作詞/ONIGASHIMA 作曲/ P3AK・Tommy Clint 編曲/ P3AK)

 ラテンのフレイバーを取り入れたドープにして攻撃的なトラック、官能を振りまきながらリスナーの身体を揺らしまくるラップ。SixTONESのHIPHOPサイドを押し出したこの曲は、夏の危うい恋愛シーンを想起させる刺激的なナンバーに仕上がっている。セクシーなグルーヴを感じさせる音像、艶のあるボーカルを含め、夏のライブ曲として定着しそうだ。


「Tu-tu-lu」(作詞・作曲/YUUKI SANO・YUKI 編曲/山口隆志・YUUKI SANO)

 ボサノバのテイストを反映したギター、チル系HIPHOPをナチュラルに織り交ぜたサウンドが心地いいミディアムチューン。洗練されたメロディとともに奏でられるのは、失恋を経験した“僕”の心情。もう会えないと頭ではわかっていても、どうしても忘れられない……そんな切ない感情を淡々としたボーカリゼーションによって際立たせている。

「ABARERO -Dark Electro Rock Remix-」(作詞・作曲/TSUGUMI・TOMOKO IDA 編曲/Naoki Itai) 

 4月にリリースされたシングル曲「ABARERO」のリミックスバージョン。超アッパーなエレクトロ、爆発的なエレキギターを強調することで、この曲が持つアグレッシブな勢いをさらに増幅している。このバージョンのライブパフォーマンスも観たい!

 (文/森朋之)
■SixTONES Official web site
https://www.sixtones.jp/(外部サイト)

■SixTONES YouTube Channel
https://www.youtube.com/channel/UCwjAKjycHHT1QzHrQN5Stww(外部サイト)

Sponsored by Sony Music Labels Inc.

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